第10回 西国三十三観音巡り 第二十四番 紫雲山 中山寺

     西国三十三観音巡り 第二十四番 紫雲山 中山寺 ( 2015-12-09 )  


 
【 中山寺縁起 】 1400年前に聖徳太子が建立した日本最初の観音霊場です。
仲哀天皇の妃、大仲姫と二人の皇子を祀り、のちに蘇我馬子と協力して滅ぼした
物部守屋の霊を慰める為に建立したという。一方、西國霊場再興の舞台となった
寺としても知られ、徳道上人が巡礼を始めたが普及が叶わず、閻魔大王から
授かった宝印を石館に納めた。その後、花山法皇が この宝印を ここ中山寺
掘り起し、衰退していた巡礼を復興させたと伝えている。
寿永 4 ( 1185 ) 年、寺は源平の乱で焼失したものの、後に源頼朝が再興した。
また豊臣秀吉が子授けを祈願し、秀頼を授かったことから「 子授け観音 」として
信仰された。    幕末には 中山一位局が 安産の腹帯 「 鐘の緒 」 を授かって
明治天皇を無事平産されたことで、明治天皇勅願所の 「 安産の観音さま 」 として
全国に知られるようになった。
ご本尊は十一面観世音菩薩で、インドの勝鬘夫人 ( しょうまんぶにん ) の姿を
写した三国伝来の尊像とつたえられています。


 
 大門。正保 3( 1646 )年に 徳川家光公によりの建立されたものです。


        
        大門の [ 中山寺扁額 」
 

   
金剛力士像。


        
正保五年と書かれた木札がこの仁王像の胎内にも収められていましたので、
大門と同時に奉安されたことが判明しました。この胎内札には発願者や仏師
塗師、絵師などの名前も書かれていました。この度、彩色等の痕跡をつぶさに
調査し、現代の絵師たちにより今の姿に復元することが出来たそうです。
仁王像の柵の周りには 小さなわらじがぎっしりと奉納されています。


    
 金剛力士像の裏側には弁柄漆塗りの狛犬


   
   参道。

参道の両側には
 五大力不動ゴマ祈願所。
 水子供養祈願所。
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 寶蔵院。
 厄除開運祈願所。
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 大本山 中山寺 華蔵院
 交通安全祈願所。
 お宮参り祈願所。    ⇒ 拡大


 観音院 普賢菩薩 辰巳歳守り本尊。
 カン虫・夜泣 封じ祈願所
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 成就院
 入試合格 学徳成就 虚空蔵菩薩 ( 丑寅年 守り本尊 )
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初詣 新春特別祈願の横断幕が揚がっています。もうすぐお正月ですね。


   


     
     私はエレベーターで・・・・・上った先には。


 
五百羅漢堂。
中山寺の「五百羅漢堂」は1997年の建立で、ご本尊の釈迦如来像の周りに、
お弟子さんである羅漢さんが七百体以上も祀られているそうです。


        


   
   天井中央には 美しい梵字が描かれています。


        
                    釈迦如来像。


  
  整然と並ぶ羅漢像。


        


  


   
   本堂へ。
   本堂 慶長 8( 1603 )年、秀頼の命で片桐且元が再建。


   


   


    


        本尊御真言・・・・・・・おん まかきゃろにきゃ そわか



 札所等・・・西国三十三観音霊場 第二十四番札所
 名称・・・紫雲山 中山寺( しうんざん なかやまでら ) 
 本尊・・・十一面観音菩薩
 宗派・・・真言宗中山寺派 ( 本山 )
 開基・・・聖徳太子
 創建・・・推古天皇の時代 ( 593〜628 ) 初期頃
 所在地・・・兵庫県宝塚市中山寺 2-11-1
  中山寺 散華      TEL・・・0797-87-0024


  


  



本堂の隅で、お勤め。


 
 本堂横側。


 
 本堂後側。


 


 
 子授け地蔵堂


  
 大師堂へ。大師堂の真ん前に五重塔再建工事中でした。


       
 


西国三十三観音霊場お砂踏み。


  
  大師堂内陣。


 
 鎮守社。(恵比寿神)を祀ってます。


       
          大願堂。
     平成 十九( 2007 )年 再建。高さ22m、五間四方の多宝塔です。


  
  亥の子地蔵尊



  
  信徒会館・観音茶屋。





市街が一望できる場所です。


  


  
  鐘楼堂。



50年前の面影は・・・・・・・・・現在は煌びやかで美しいお寺さんでした。