第7回 西国三十三観音巡り 第十二番 正法寺

    西国三十三観音巡り 第十二番岩間山 正法寺 ( 2015-09-16 )


 
正法寺は滋賀と京都との府県境の一部をなす岩間山(標高443m)上に位置する。
縁起によれば、元正天皇の病気平癒祈願に功のあった泰澄が養老6年(722年)、
岩間山中の桂の大樹から千手陀羅尼を感得し、その木で等身の千手観音像を
刻んで、元正天皇の念持仏である金銅千手観音像をその胎内に納め祀ったのが
当寺の初めとされる。


   


   
駐車場より少し歩くと鐘楼堂の下に、聖観音、ぼけ封じ観音、仏足石等が
並ぶ、ぼけ封じ近畿十楽観音霊場第四番札所になっています。


   
聖観音像。                ぼけ封じ観音。


         
         仏足石。
この仏足石の下には ぼけ封じ近畿十楽観音 10ケヶ寺の お砂が収められています。
仏足石の上に乗って祈願すると10ヶ寺全てにお詣りしたのと同じ功徳があるとされる。


   
    白姫龍神社。 女性が拝むと美人になると伝えらている。
泰澄大師が白山で修行中白馬に乗った 美しい女性に会われて白姫龍神
感得された。女性が拝むと美人になると伝えらている。


   
   境内入口には、仁王( 金剛力士 ) 像。山門はありません。


   


   


         
         大きな銀杏の下に稲妻龍神社。
  火伏の銀杏という大銀杏です。樹高26.0m、幹周り3.68m、樹齢450年。

   
   
   大師堂。


     
     大師堂内陣。


       
       手水舎。


   
   本堂。
伝承によれば 金銅千手観音立像は元正天皇の念持仏で、当初 本尊の胎内仏と
されたもの。 像高は4寸8分(約15cm)。現在は本堂の三重の厨子に納められ、
秘仏とされている。毎夜日没時に厨子を抜け出て百三十六地獄を駆け巡って
人々を救済し、日の出とともに岩間山へ戻る際には汗みずくとなっていると言われ
「汗かき観音」とも呼ばれている。
1990年に365年ぶりに開扉されたほか、2009年から2010年にかけて花山法皇一千年
忌を記念した「西国三十三所結縁御開帳」の際にも開帳された。


   
   本堂でお勤め。


    

 
    

             本尊御真言・・・・おん ばざら たらま きりく



札所等・・・西国三十三観音霊場 第十二番札所。
名称・・・岩間山 正法寺 ( いわまさん しょうほうじ 「いわまでら」 )
本尊・・・千手観世音菩薩
宗派・・・真言宗
開基・・・泰澄大師
創建・・・養老 6( 722 ) 年
所在地・・・滋賀県大津市石山内畑町82
   正法寺 散華    TEL・・・077-534-2412


   


   
   芭蕉池。


      
      句碑。古池や 蛙とびこむ 水の音 芭蕉


   
   芭蕉池のとなりに不動堂。


        
        本堂前にご本尊出現の霊木、この木はその子孫樹。

 
   
夫婦桂。第二室戸台風で二代目が倒れた時に残った ひこばえ ( 切り株から出た芽 )
第三代目御霊木。        ⇒ 御霊木の由来拡大


        
        八大龍王堂。
        法華経に説かれる水を司る八龍王をお祀しています。


   
下を見ると デッカイ木と祠が・・・・・    石垣に沿ってに沿って坂道を下りる。    



          
          遙拝殿。



日本随一長寿桂。


        
     幹周11.6メートル、樹高35.5メートル、推定樹齢500年。


   
 一人で日本随一長寿桂の写真を撮りに行ったので大急ぎで駐車場に戻る。


   
   雨天の中の巡拝でしたが何とか本日の参拝は無事終了。