第三十番札所〜第二十五番札所 ( 2012-05-12 )

早朝からお弁当を作り、午前6時2分自宅を出発、6時22分 今治湯ノ浦ICから高速に、7時 高知道四万十方面へ愛媛県から高知県への縦断、どんょりの曇り空も19ヶ所の長い々トンネルを抜け 7時21分頃の 高知県南国の空は明るく晴れ上がっていました。7時32分高知IC料金所で 今治湯ノ浦〜高知IC迄の高速料金 1,650円也。
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         四国八十八ヶ所 第三十番札所 百々山 東明院 善楽寺
午前7時38分第三十番 善楽寺駐車場に着き、 「本堂」 「大師堂」と参拝。 納経所へ。

    
「梅見地蔵」               朝陽を背に立つ「十一面観世音菩薩」
善楽寺「土佐神社」別当寺として大同年間弘法大師により建立、明治初年廃仏毀釈により廃寺となる。 明治9年安楽寺が公許を経て三十番札所の業務を行う。その後昭和四年善楽寺は再興され三十番札所は2寺となるが平成6年善楽寺は三十番札所、安楽寺奥の院と定められました。( 平成3年4月10日参拝の時は安楽寺が巡拝コースでした )
9時8分次の札所へ 約7分走ったころで 杖をを忘れた事に気が付き 善楽寺へ引き返す。 「金剛杖で境内へ入るじいちゃんです」   9時22分 次の札所へ再出発。
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        四国八十八ヶ所 第三十一番札所 五台山 金色院 竹林寺
8時45分 第三十一番 竹林寺 駐車場に着き、「仁王門」、「花皿鉢の参道」を通り石段を上ると、右奥に 「本堂」 左に 「大師堂」 が向き合っています。   「花皿鉢」
神亀元年聖武天皇の勅願により行基が開基した土佐の古刹。大同年間には弘法大師が来錫し、堂宇を補修した。江戸時代に入り寺運は大いに隆盛する。「南海第一道場」と呼ばれ  土佐の信仰や文化の中心となったそうです。

 
大師堂の上に 「五重塔」石段の途中に「一言地蔵」があります。   本堂、大師堂の参拝を終え「納経所」、「庭園」と「宝物庫」の拝観後、9時37分次の札所へ向かいます。
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        四国八十八ヶ所第三十二番札所 八葉山 求聞持院 禅師峰寺
第三十二番札所、禅師峰寺は、神亀年間に、聖武天皇の勅願により行基が建立したとされる。弘法大師は大同2年に来錫し、土佐の海の安全祈願をしながら十一面観世音菩薩を刻んで本尊とした。海上交通の安全を祈願して建立されているため「船魂観音」と呼ぶ人も多いそうです。

        
午前9時50分、第32番 禅師峰寺 駐車場に着き、十一面観音菩薩像後方の参道を上ると岩を背に立つ 、「不動明王」、 少し歩くと  「仁王門」 更に上ると岩の向こうにの 「本堂」 「大師堂」を参拝、境内より土佐湾を望む。納経を終えて 10時17分 次の札所へ。

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        四国八十八ヶ所 第二十九番札所 摩尼山 宝蔵院 国分寺
10時41分、第29番国分寺駐車場に着き 仁王門で、見学会でしょうか先生の引率で大勢の親子連れに ( 元気にこんにちわと挨拶を交わし ) すれ違いました。    仁王像

 
この一帯は「佐日記」の紀貫之国司として四年間滞在した場所として知られ境内には数多くの文化財が残っています。 仁王門から真っ直ぐ正面に長曾我部国親・元親 親子が再建した「本堂」その左側に「大師堂」と参拝、中門を入り手入れの行き届いた庭園を眺めながら納経所へ、11時10分、次の札所へ。   本堂      大師堂     中門     納経所

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        四国八十八ヶ所 第二十八番札所 法界山 高照院 大日寺

天平年間、聖武天皇の勅願により行基が開基した大日寺。明治4年にには廃仏毀釈のあおりを受け廃寺となったが、その間も地元の人たちは本堂を守り続け、明治17年に再興。  奥の院近くの湧き水は万病治癒の名水とされ連日にぎわっているそうです。

 
午前11時37分、大日寺の駐車場に着く。遍路用具店前を 少し行くと 石段の途中に山門があり更に上ると三宝山中腹にある境内に、正面に本堂、左側に大師堂。境内から約150m山へ入ると奥の院弘法大師が爪で彫った「爪彫り薬師」を安置。   爪彫り薬師由来            屋根が反り返っている平安時代の建築様式の本堂。   大師堂はシンプルで開放的。   納経所前の中門を出て一人で奥の院へ。12時8分次の霊場四国三十六不動霊へと。
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     四国三十六不動霊場 第十五番札所 八流山 極楽寺 ( 波切不動 )

 
略縁起・・・往昔、弘法大師は当地おいて修行され 今の千丈岩という岩場はお大師様が修行の一時のいこいとして衣を洗い汗を流されたところだと言われています。このお大師様の霊跡に先住僧師が民衆の幸せ、とりわけ航海安全、病気平癒、家内安全等の祈願のため厳しい水行の後一刀三礼して大正年間に謹刻し 一願不動として安置したのが当山不動の由来だそうです。

   
家と家の間、海に面して建っている寺で、入り口が解からすぐるぐると迷って12時38分着く。参拝を終え納経所へ、車のナンバープレートを見て、最近は愛媛ナンバーが多くマイクロでの参拝も愛媛県からだとか。 本堂。  獅子慧童子。  納経所。 境内から太平洋を望む

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      四国八十八ヶ所 第二十七番札所 竹林山 地蔵院 神峯寺

寺縁起によると 神功皇后が戦勝祈願を目的に天照大神など諸神を当山山に祀られたことに始まる、奈良時代になって後の大僧正 行基が十一面観世音菩薩を自ら刻み本尊となし神仏合祀の上 開創される。大同四年 ( 809 ) に弘法大師が勅命により諸堂を整え霊場札所に定められる。その後、寺は大火により焼失しましたが享保二年 ( 1717 ) に再建される。明治元年神仏分離令廃仏毀釈により廃寺とされ、本尊は金剛頂寺に移され多くの貴重な寺宝も散逸の運命をたどる。明治二十年に、近郷の檀信徒の信仰の力と尽力により寺は再建されたそうです。

 
真っ縦、海抜四五〇mの位置に立つ仁王門、ここに至る参道は昔から「真っ縦」と呼ばれ急坂が一キロ余りも続き「幽怪九折 ( つづらおり) にして、黒き髪も黄色ならぬ」と古い書物に記されるほど お遍路を悩ませ「修行道場・土佐の国」の難所中の難所とされてきました。現在では小型バスも通れる道路が整備されています。 午後1時34分、神峯寺駐車場に着く

        
    カラフルで美しい朱塗りの仁王像です。

    
本堂への長い石段の上には不動明王。      土佐の名水「神峯の水」                     不動明王から 左に進むとと「みちびき弘法大師像」「経堂」その奥に佇む「本堂」                  本堂から約50メートル離れた場所に「大師堂」      境内からの眺め                    2時49分、次の札所へ出発。
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     四国八十八ヶ所第二十六番札所 龍頭山 光明院 金剛頂寺

室戸岬最御崎寺の「東寺」に対して「西寺」と呼ばれ親しまれている。大同2年 ( 807 ) 嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開基した。   金剛頂寺 ( 西寺 ) 縁起

 
午後3時45分、カーナビは仁王門下を通過して本堂近くに案内される。近くにいたお寺の方に、ここは違う下から々と・・・・・・・・・・・下まで降りようと言うのに じいちゃんは、霊宝殿前の駐車場に車を止めて、本堂へ行こうと・・・・・・・・・・・・・先程のお坊さんに 此方は鬼門、下の仁王門から参拝してくださいと注意をうける。 3時55分、参道下駐車場に着く。

 
標高150m高台に建つ境内へ続く70mほどの石段は厄坂と呼ばれています。         仁王門 で一礼し、更に石段を上ると広々とした境内へ着きます。先ずは「本堂」にて参拝   境内には「稚児大師尊像」 「捕鯨八千頭精霊供養塔」 弘法大師が米を万倍にしたという「一粒万倍の釜」 「がん封じ乃椿」等。  かって「大師と天狗が問答」をした場所に建つ  「大師堂」にて参拝、納経を終え 午後4時18分、 間に合うかどうか 今日最後の札所へ急ぎます。       「金剛定額」
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     四国八十八ヶ所 第二十五番札所 宝珠山 真言津照寺

弘法大師が大同2年 ( 807 ) に、この地で教えを説いていた時に開いた お寺だそうです。  地元では「津寺 ( つでら ) 」と呼ばれて親しまれていて、海で働く人の無事と豊漁を祈願して延命地蔵が安置されています。

          
午後4時35分、漁港近くの駐車場に車を止め、小高い山の上に建つ 津照寺へ。 じいちゃんの足で、この石段を上るのはちょっと無理かも !! 。 じいちゃんは 下の大師堂の参拝と納経をお願いする事にしました。          「山門」   「大師堂」   「納経所」          石段の途中にある かわいい「鐘楼門」は別名「仏の灯台」と呼ばれています。   鐘楼門の中からは、町並み・港・太平洋の美しい風景を観ることが出来ます。    汗を拭き々 石段を上り切った所に「 本堂 」       御本尊は、揖取地蔵菩薩  午後4時58分、本日の予定9ヶ寺の参拝を終え今夜の宿へ。   。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
急な予約で夜の食事は外でとることに食堂を探し室戸岬まで足を延ばすも 中々・・・・・・!!
 
午後5時12分、 とうとう室戸岬まで、室戸阿南海岸国定公園 月見ヶ浜を 一人で散策。

                    今から約1600年前に深海でできた ダービダイト曽
                     龍宮巌 うばめがしが繁殖している 巨岩の中腹に豊漁を祈る龍宮様が祭られています。

   
少し怖かったけど中に入ってみました。      龍宮さん。

   
弘法大師が この池の水を加持し衆生の眼病を治したと伝えられる 「目洗の池」

    


        
室戸岬の先端近く太平洋を見据える様に立っている「中岡慎太郎の像」

   


   
大空では トンビとカラスの空中ショーが・・・・・・・・・ 暫らく見とれていました。            コンビニで お弁当を買って、6時 少し前に 津照寺近くの民宿 ホテル竹乃井に着く。