西国三十三観音巡り第 三十二番 繖山 観音正寺 ( 2015-10-08 )
琵琶湖の東岸、標高433メートルの繖山(きぬがさやま)の山頂近くに位置する。
伝承によると、推古天皇13年(605年)、聖徳太子がこの地を訪れ、自刻の千手観音を
祀ったのに始まる。聖徳太子はこの地を訪れた際に出会った「人魚」の願いにより
一寺を建立。その人魚は、前世が漁師であり、殺生を業としていた為に人魚に生まれ
変わり苦しんでいたという。寺にはその人魚のミイラと称するものが伝えられていたが、
平成5年(1993年)火災で焼失する。
「 西国 三十二番 繖山 観音正寺 」石標。ここから歩いて本堂へ。
佐々木城跡三角点。
観音正寺が位置する繖山には、室町以来近江国南半部を支配した
佐々木六角氏の居城である観音寺城があり、寺は佐々木六角氏の
庇護を得て栄え。観音寺城は永禄11年(1568年)、織田信長の軍勢に
攻められて落城。数年後には佐々木六角氏所縁の観音正寺も焼き討ちに
遭い、全焼。再興されたのは慶長年間(1596年 - 1615年)のことです。
聖徳太子像。
護摩堂。
新たに造立された本尊千手観音坐像は仏師松本明慶の作。旧本尊が1メートル
足らずの立像であったのに対し、像高3.56メートル、光背を含めた総高6.3メートルの
巨大な坐像である。像はインドから輸入した23トンもの白檀を素材に作られている。
白檀は輸出禁制品であったが、観音正寺の住職が、20数回インドを訪れ、たび重なる
交渉の末、特例措置として日本への輸出が認められたものです。
本尊御真言・・・・・・・・おん ばざら たらま きりく
札所等・・・西国三十三観音霊場 第三十二番札所
名称・・・繖山 観音正寺 ( きぬがさざん かんのんしょうじ )
本尊・・・千手千眼観世音菩薩
宗派・・・繖宗
開基・・・聖徳太子
創建・・・推古天皇13 ( 605 ) 年
所在地・・・滋賀県安土町石寺2
観音正寺 TEL・・・0748-46-2549
観音正寺参拝を終えタクシーに乗り合わせ下山。
駐車場から、観音正寺のある繖山方向は 電柱の左側辺りだそうです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。