平成27年度 研修旅行 其の2〜最上稲荷平〜

           其の二 〜 最上稲荷 ( 2015-09-27 )



日本三大稲荷・最上稲荷総本山は、吉備平野を展望できる景勝の地にあり、
今から約1200年前に報恩大師によって開かれました。神社と思われがちですが、
正式名称は「最上稲荷山妙教寺」といい、仏教の流れをくんで発展してきた稲荷です。


     
参道入口の大鳥居は、昭和47年(1972)に建立された高さが27.5m、柱の直径4.6m、
重さは2,800トンあるといわれる鉄筋コンクリート製で、昭和57年まではずっと
日本一の規模を誇っていました。


    
ときわやさんの裏駐車場から 旗を手にした従業員さんの後ろ ( 狭い路地 ) をついて
行くと商店街 ( 参道 ) へ、お参りの前に昼食をいただきます。


    
    お店の奥へ。


    
    午後1時27分、みんなそろって旅館の大広間で昼食です。


       
       本日の献立。


    
    アーケードになった参道(商店街)が高松最上稲荷まで続いています。


  
  仁王門。
旧仁王門が昭和25年(1950)の山火事で焼失したため、中興350年記念事業として
再建が計画され、 昭和33年(1958)に完成しました。インドの殿堂様式で建造された
石造りの仁王門は珍しく、平成21年(2009)に登録有形文化財に指定されました。
平成25年(2013)に改修工事が行われ、翌年、落慶法要が営まれました。


     
金色仁王像。( 阿形 )             ( 吽形 )
今まで拝観した仁王様と位置が逆ですね。


 


   
仁王門の裏側には白銀の狐像。 ( 吽形 )         ( 阿形 )


    


 
本殿 ( 霊光殿 )
寺院建築ながら、正面には長さ12m、総重量1.5tもある巨大な注連縄がかかり、
神仏習合の特徴が伺える本殿。
祈祷本尊は最上位経王大菩薩。最上位経とはすなわち法華経のことである。
像容は右手に鎌、左肩に稲束を背負い、白狐にまたがる天女の姿をしており、
稲荷神の本地とされる荼枳尼天の像容とその特徴を同じくする。


  


  
縁の末社「ご利益参り」縁むすび・縁きりの両参りができます。
縁引天王(えんびきてんのう)と離別天王(りべつてんのう)をお祀りするエリアです。
当山の縁の願掛けは、悪縁を絶つ「縁きり」と良縁を結ぶ「縁むすび」を合わせて
行うのが特徴です。というのも、どちらの神さまも江戸時代から信仰を集めてきた
「七十七末社」の一つ。ぐるりと一巡してお参りし、神さまが力を合わせることで
ご利益を深めると考えられています。


 
 旧本殿 ( 霊応殿 )
本殿とは対照的に、拝殿と本殿が分離した中世神社様式の旧本殿。
周囲には諸天王のお社「七十七末社」が並んでいて、幽玄な雰囲気に
浸ることができます。


  
  旧本殿 ( 霊応殿 ) 正面。


  
  旧本殿 ( 霊応殿 ) をぐるっと囲む 七十七末社


  


  


  


    


    
    遠く小さくなった大鳥居を後に、足守街並み保存地区へ。