略縁起 弘法大師が 真魚 ( まお )と呼ばれていた 7才の時。我拝山に登り
「私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願が叶うなら、
釈迦如来よ、姿を現し給え。もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と
断崖絶壁から身を投じました。すると、紫色の雲が湧き、釈迦如来と天女が舞い降り、
真魚を衣で抱きとめ釈迦如来が「一生成仏」の宣わ授けました。
そこで大師は青年になって我拝師山の山頂で虚空蔵菩薩を刻み安置し堂宇を建立。
この場所は「捨身ヶ嶽禅定」といわれ元は札所だったそうですが今は寺の奥の院と
なり境内から約50分急坂を上った場所にあります。
弘法大師が虚空蔵菩薩の真言を100万回唱える「求聞持法」を修めたことから
「求聞持院」と言う院号がついたそうです。
山門を入った 左に「奥の院 捨身が嶽禅定」の説明板が立っています。 ⇒ 拡大
求聞持大師像。 ⇒ 求聞持大師の由来
本堂。 御本尊は釈迦如来。
納経所。 〜七福神なで仏〜
出釈迦寺 御詠歌 ( 1991年4月3日 ) ( 2009年6月13日 )
本尊御真言・・・・・のうまく さんまんだ ぼだなんばく
札所等・・・・・七ヶ所まいり〜七福神なで仏〜( 恵比寿 )。
四国八十八ヶ所 第七十三番札所
名称・・・・・・我拝師山 求聞持院 出釈迦寺
本尊・・・・・・釈迦如来
宗派・・・・・・真言宗御室派
開基・・・・・・弘法大師
所在地・・・・・〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1091
☎・・・・・・・0877-63-0073
修行大師像。 来迎降臨 求聞持法本尊 虚空蔵菩薩
捨身ヶ嶽逢拝所 捨身ヶ嶽禅定まで登れなくても、ここで宝号を唱え祈願すれば、
同じくらいの御利益があるといわれています。
最初 奥の院へ参拝の予定はなかったのですが、どうしても じいちゃんが、
お参りしたいと、納経所で鍵をお借りして ( 勾配が激しくスリップするので
若い男性でも登れなくて引き返したそうで、無理をしないようにと注意を受ける )
車で捨身ヶ嶽へ向かいます。