略縁起 弘法大師がこの地を巡教されていたときの 弘仁6年( 815 ) 現在地より
北の「法地ヶ渓」に 仏の使いである 白蛇が住んでいることを知った 大師は
釈迦の涅槃像を彫り、本尊として 寺を開基したと伝えられています。
「白蛇山 法林寺」と称され壮大な伽藍を誇っていたと伝えられるが、
天正10年 ( 1582 ) の長曽我部元親による兵火で焼失。そのときの礎石や焼土が
遺跡として現在も残っています。
現在地に移転再建されたのは 正保年間 ( 1644〜1648 ) で当時の住職が
「転法林で覚をひらいた」とされ、山号・寺号を現在の「正覚山・法輪寺」と改める。
しかし 安政6年 ( 1859 ) に 村人が浄瑠璃芝居の稽古をしていた際に堂内から
出火したと伝えられ、鐘楼堂だけを残して全焼した。
現在の堂塔は明治時代になって再建されたものです。
法輪寺 仁王門。
御本尊は 涅槃釈迦如来八十八ヶ所で唯一の寝姿の釈迦如来像で、
頭を北に、顔は西に この寝姿は釈迦の入滅 ( 涅槃 ) の姿を現わしています。
⇒御本尊 涅槃釈迦如来像。
本堂には沢山の草鞋が奉納されています。
むかし松葉杖がないと歩けない人が参拝に来ると 参道の真ん中あたりで足が軽くなり、
やがて杖が無くても歩けるように完治した話が伝えられており、
健脚祈願の「足腰おねがい草履」が奉納されています。
地蔵菩薩像。
回廊。
法輪寺 御詠歌 ( 1991年4月5日 ) ( 2009年4月12日 )
本尊御真言・・・・・のうまく さまんだ ぼだなん ばく
札所等・・・・・四国八十八ヶ所 第九番札所
名称・・・・・・正覚山 菩提院 法輪寺
本尊・・・・・・涅槃釈迦如来
宗派・・・・・・高野山真言宗
開基・・・・・・弘法大師
所在地・・・・・徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
☎・・・・・・・088-695-2080
第九番札所 法輪寺は のどかな田園地帯にあり、参拝の楽なお寺だったのですが、
本日11ヶ寺目ともなると集中力が途絶えたのか、まとな写真が無いよ〜。
まだ後2ヶ寺、頑張りましょう。