四国八十八ヶ所 第九番 法輪寺 ( 2012-05-025 )

        四国霊場 第九番 正覚山 菩提院 法輪寺


 
 略縁起 弘法大師がこの地を巡教されていたときの 弘仁6年( 815 ) 現在地より
北の「法地ヶ渓」に 仏の使いである 白蛇が住んでいることを知った 大師は
釈迦の涅槃像を彫り、本尊として 寺を開基したと伝えられています。
「白蛇山 法林寺」と称され壮大な伽藍を誇っていたと伝えられるが、
天正10年 ( 1582 ) の長曽我部元親による兵火で焼失。そのときの礎石や焼土が
遺跡として現在も残っています。                            
現在地に移転再建されたのは 正保年間 ( 1644〜1648 ) で当時の住職が
「転法林で覚をひらいた」とされ、山号・寺号を現在の「正覚山・法輪寺」と改める。
しかし 安政6年 ( 1859 ) に 村人が浄瑠璃芝居の稽古をしていた際に堂内から
出火したと伝えられ、鐘楼堂だけを残して全焼した。
現在の堂塔は明治時代になって再建されたものです。


 
 法輪寺 仁王門


 
 参拝にやさしい境内。


 
 本堂。


    
御本尊は 涅槃釈迦如来八十八ヶ所で唯一の寝姿の釈迦如来像で、
頭を北に、顔は西に この寝姿は釈迦の入滅 ( 涅槃 ) の姿を現わしています。 
            御本尊 涅槃釈迦如来像


    
本堂には沢山の草鞋が奉納されています。 
むかし松葉杖がないと歩けない人が参拝に来ると 参道の真ん中あたりで足が軽くなり、
やがて杖が無くても歩けるように完治した話が伝えられており、
健脚祈願の「足腰おねがい草履」が奉納されています。


 
 大師堂。


          
          地蔵菩薩
 
  回廊。


    
     回廊の向こうが納経所。


    


    


      
法輪寺 御詠歌      ( 1991年4月5日 )        ( 2009年4月12日 )


    本尊御真言・・・・・のうまく さまんだ ぼだなん ばく

  札所等・・・・・四国八十八ヶ所 第九番札所
  名称・・・・・・正覚山 菩提院 法輪寺
  本尊・・・・・・涅槃釈迦如来
  宗派・・・・・・高野山真言宗
  開基・・・・・・弘法大師
  所在地・・・・・徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
  ☎・・・・・・・088-695-2080



    
第九番札所 法輪寺は のどかな田園地帯にあり、参拝の楽なお寺だったのですが、
本日11ヶ寺目ともなると集中力が途絶えたのか、まとな写真が無いよ〜。
まだ後2ヶ寺、頑張りましょう。