四国八十八ヶ所 第一番 霊山寺 ( 2012-05-25 )


        四国霊場 第一番 竺和山 一乗院 霊山寺


     
 縁起 天平年間 ( 729〜749 ) 聖武天皇の勅願によって 行基菩薩が開創された。
後に弘仁6年 ( 815 ) 弘法大師が 四国の東北から右回りに巡教された際、
この地で衆生の88の煩悩を浄化し、また衆生と自らの厄難を攘はらって、
心身の救済が出来る霊場を開こうと37日間の修行をされた。その時説法を説く
一老師の周りを多くの僧侶が取り囲み熱心に耳を傾けている霊感を得いた。  
大師はその光景が天竺 ( インド ) の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景に似て
いると感じとって、インドの霊山を 和国 ( 日本 ) に移す意味で
「竺和山 霊山寺」と名付けられたそうです。


  
  駐車場横にある 朱塗り ( 発心 ) の門を入ると仁王門の前に出ます。


 
 仁王門。 往時は阿波三大坊の一つとされ荘厳な伽藍を誇った。
しかし天正10年 ( 1582 ) 長曽我部元親の兵火により堂塔は全焼した。
そのご阿波藩主・蜂須賀光隆公によって ようやく復興したが
明治24年 ( 1891 )出火により本堂と多宝塔以外の堂宇は焼失しています。
以来100年の努力によって往時の姿となっていますが、
おおかたは近年の建物だそうです。

  
   
金剛力士


 
 泉水池


       
  縁結び観音は男女の縁だけではなく 健康、幸せ、仕事など様々な
「縁結び」に御利益があるとされ、水で清めながら心の底から祈れば功徳が
得られるといわれている。


 


    
 泉水池の可愛い稚児像


 
 大師堂


    
 多宝塔 応永年間 ( 1394〜1427 ) 建立600年近い歴史を持つ塔内には
五智如来が安置されています。
   多宝塔の仏様  五智如来像   大日如来像


 
 地形を生かした庭園から滔々と   ⇒ 岩場を落ちる 水の音 ( 流れ ) が
心地よく響ていきます


   
本尊 釈迦如来。                 三鈷の松


 
 本堂


 


    


    


    
  本堂外陣の右側に納経所が有り、売店では遍路の必需品一式が整っています。


      
  墨書の見事な筆運びに 見惚れていたら、ついうっかりと 小銭入れを納経所に
  置き忘れる。


    
    本堂下石段右側の お庭に心癒やされます 。


     


      
霊山寺 御詠歌          ( 1991年4月6日 )      ( 2009年4月12日 )


            本尊御真言・・・のうまく さまんだ ぼだなんばく 

  札所等・・・・・四国八十八ヶ所 第一番札所
  名称・・・・・・竺和山 一乗院 霊山寺
  本尊・・・・・・釈迦如来
  宗派・・・・・・高野山真言宗
  開基・・・・・・行基
  所在地・・・・・徳島県鳴門市大麻町板東字塚鼻126
  ☎・・・・・・・088-689-1111



    


 おぼえ書、午前7時51分、藤井寺を後に、途中8時 ガソリンの給油、
8時7分 吉野川を渡り、8時13分徳島自動車道へ
8時22分 藍住ICで降り、県道1号から 8時29分 県道12号へ
8時33分、第一番札所 霊山寺 駐車場に着く。