平成28年度 研修旅行 ・ 国宝松江城 〜八重垣神社  3 

       平成28年度 研修旅行 八重垣神社 3  


         


    
    八重垣神社
 八重垣神社は、松江市の中心より南方の山沿いにある御社である。「 早く出雲の
八重垣様に、縁の結びが願いたい 」 とという出雲の古い民謡の一節からもわかる
ように、八重垣神社は出雲の縁結びの大神として知られています。
 八岐大蛇退治で名高い素戔嗚尊 ( すさのおのみこと・須佐之男命 ) と、国の乙女の花と
歌われた 奇稲田姫 ( くしなだひめ・櫛名田姫 ) のご夫婦が主祭神である。その御祭神を
始め六神像が描かれた壁画が元々御本殿にあり、古色蒼然雄渾 ( ゆうこん ) な筆力は
神社建築史上類例のない壁画と推奨され、国家より重要文化財の指定を受け、現在
は安全な宝物収蔵庫で公開し、専門家巡観者の絶賛の的となっている。
また境内には椿が多く、その中でも三本ほど夫婦椿と呼んでる木は、地面からの2本の
木が出て地上で1本になっているので、一心同体、愛の象徴として神聖視されています。


     
   3時25分、松江市内より 県道沿いにある八重垣神社近くの駐車場に到着。


     
   手書きの交通安全旗の一つ一つの標語を声に出しながら裏参道口へ。


    


      
      手水舎。


    
    境内へ。


          
    神秘 夫婦椿 乙女椿。 地面からの2本の木が途中で一本になっています。


    
    山神神社。 
  祭神・・・・・・・・・・・大山祇命・石長姫命 ( 授児・子宝・下の病に御加護あり )
  八重垣神社の末社、山神神社は「 山の神さん 」と親しまれ以前は佐草の里、西側の
  山中、金起の旧街道沿いに祀られてあったものを、明治の頃に八重垣神社の境内に
  遷されました。


    
    天照大神


   
   宝物収蔵庫。
   壁画を参観したかつたのですが みんなとはぐれると大変なので・・・・


   
   壁画の解説。
 この壁画は神社界最古のもので、本殿胴板に描かれており、寛平五年八月国庁
 御造営の際の 巨勢金雄 ( こせのかなおか ) の筆と伝えられ、雄大な筆力は類例の
 ない壁画として我が国絵画史上最も貴重なものとされています。壁画の板は
 槍鉋 ( やりかんな ) で削り白土を用い植物等の色素で彩色し、素戔嗚尊稲田姫命
 天照大神、市杵嶋姫命、脚摩乳、手摩乳の六神像が描かれ、昭和四十一年九月
 本殿から美術院国宝修理 西村公朝他、技官多数来社し この収蔵庫に移され、
 専門家 参観者の絶賛のものであります。


   
   日本最古の和歌。
  八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を
  ( やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを )
  雲が幾重にも湧く出雲の地で、妻との新居によい場所を見つけた。妻のために
  垣根を幾重にも造ろう。この一句がスサノオノミコトイナタヒメのことを想って
  詠んだ、愛情いっぱいの日本最初の和歌だそうです。


   
   八重垣神社 ( 拝殿・本殿 )


      
      これから結婚式 ( 本日は友引 ) の様ですね。


   
   鳥居。


         
         「 八重垣神社 」 扁額。


   
   隋神門。


   
守護神。


    
    手水舎。


   
狛犬 ( こまいぬ )
境内狛犬は製作年代が明らかではありませんが古色蒼然として且つ傑作で、
考古学老の嘆称されますもので日本内地にこの種二個現存しているその内の
一個といわれているそうです。


   
   拝殿。


   
天佑神助の御神木 「 連理の杉松 」
昭和の中頃より その姿は現れいでており、杉と松が共に成長している様は大変
珍しく、当社 御祭神の御神徳の表れであり、夫婦和合共存共栄の象徴である。
                  「 連理の杉松 」 駒札より


    
    古代結婚式発祥の地。


    
    奥の院 鏡池入り口。


         
         神秘 夫婦椿 子宝椿


   
大杉の跡。                     大杉。 


    


   
   奥の院 鏡池


     


    
           ⇒ 鏡の池 ( 縁結び 占いの池 ) 拡大


   
松江城・堀川巡りのあと、八重垣神社・奥の院 鏡池は、時間の余裕がなく僅か20分
足らず ( 宝物収蔵庫の壁画も参観できず残念 !! ) 写真を撮るのが精一杯 の参拝
でしたが 神聖な霊気に触れ、身が引き締まるようでした。