第12回 西国三十三観音巡り 第十八 番 紫雲山 頂法寺 ( 六角堂 )

     第12回 西国三十三観音巡り 第十八 番 紫雲山 頂法寺 ( 六角堂 )


    


    
 六角堂 ( ろっかくどう )
 紫雲山 頂法寺と号する寺で本堂が六角宝形造であることから一般に「 六角堂 」の
名で人々に親しまれている。
 開基は聖徳太子で、四天王寺建立の用材を求めて太子がこの地を訪れた時、霊告に
よって この地に御堂を建て、守護仏の観音像を安置したのが始まりと伝えられている。
早くから人々の崇敬を受け、弘仁十三年 ( 822年 ) には嵯峨天皇の勅願所となり、また
長徳二年 ( 996年 ) には花山法皇の御幸があり、西国三十三所観音霊場 ( 現十八番の
札所 ) となったと伝えられている。建仁元年 ( 1201年 ) 、親鸞聖人が当寺に100箇日間
参籠して霊告を受け、後に真宗を開宗する根源となった。
本堂には、聖徳太子の持仏と伝える本尊如意輪観音像、親鸞像、毘沙門天立像 ( 重文 )
などを安置する。 本堂前の六角形の礎石は臍石といい、古来、京都の中心に当たると
されてきた。また、本堂北の本坊は池坊 ( いけのぼう ) と呼ばれ、室町時代以降、多くの
いけ花の名手を輩出した所で、花道発祥の地として有名である。現在も池坊華道の拠点と
なっている。         京都市       紫雲山 頂法寺 駒札より


    


           
           寺標。 西國十八番霊場・華道発祥の地 六角堂 」


   


         


           


   


           
                 本尊・・・如意輪観世音菩薩
            

    


     本尊御真言・・・・・・・・・おん ばらだ はんどめい うん



札所等・・・西国三十三観音霊場 第十八番
名称・・・紫雲山 頂法寺 「 六角堂 」 
本尊・・・如意輪観世音菩薩
宗派・・・天台系単位
開基・・・聖徳太子
創建・・・用明天皇 2 ( 587 ) 年
所在地・・・京都府京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町

六角堂 頂法寺 散華      TEL・・・075-221-2686


   


   
   お勤め。


   


   


           
           生け花のモニュメント


   


     
     『 池坊専応 』 口伝について


          
          池坊会館。


    
    北向き地蔵尊
 このお地蔵さまは 京都御所を守ために 北を向いておられます。
 当時御所を守護することは人々の生活を守ることにつながっていました。
このお地蔵さまは 私達の生活を守っていただける霊験あらたかなお地蔵さまです。
                        駒札 ( こまふだ ) より


   


          
        向かいのコーヒーショップからエレベーターで・・・・・・・・・・


   


    
    不動明王


   
石不動。


       
       へそ石。
桓武天皇延暦 十二 ( 793 ) 年 京都へ遷都の時 六角堂の所在が道路の中央に
あったので天皇遷座を祈願されたところ 御堂が にわかに 5尺ばかり北へ退かれ
たという。この石は その際にとり残された碇石であると伝える。また京都の中央に
あるところから へそ石とも要石とも呼ばれている。    駒札 ( こまふだ ) より


          
          縁むすびの柳。
平安時代の初め妃を求めていた嵯峨天皇が、夢の中でお告げがあった「六角堂」の
柳の木の下に行くと、なんとそこには絶世の美女が!そしてお告げの通り結ばれた
という伝説が残っています。
そこからここに来れば良縁に恵まれるというウワサが広まり、多くの人々が訪れる
ようになりました。おみくじで2本の柳の枝を一緒に結ぶと良いそうですよ。


   
   寺務所 ( 納経所 )


      


 十六羅漢と邪気
『羅漢』とは仏の教えを護り伝えることの出来る優れたお坊様に与えられた名前です。
『十六』は方位の四方八方を倍にした十六を表しあらゆる場所に羅漢様がおられることを
意味しています。 この羅漢様は、「 和顔 ( わげん ) 愛語 ( あいご ) 」を実践しいつも
「 にこにこ 」 されています。「 和顔愛語 」の教えとは、いつも優しい顔つきで、穏やかに
話をするように心がけてさえいれば、必ず良い報いがあると説かれたものです。
皆さんも、この羅漢様のように一日にこにこを心がけましょう。

この羅漢様の周りには邪鬼がいます。 仏教を
なかなか理解せず、ひねくれて仏教信者となら
ない。そんな衆生を邪鬼といいます。 中には
改心した邪鬼もいて、ここ六角堂には、羅漢様の
周りで仏法を学びながらお守りしている者や、
本堂前にある大香炉を自分から大喜びで背中に
乗せるけなげな邪鬼もいます。ここの邪鬼は皆、
自らすすんで縁の下を支えています。       
                                      十六羅漢と邪気説明立て札より

 合掌地蔵
合掌地蔵・・・・・・・このお地蔵さまは、お参りに
来られた方の願いを手のひらに やさしくつつみ
込んで、その願いが叶えられるようにと皆さんと
一緒にお祈りをしていらっしゃるお姿をされています。
 手を合わせ、その手に願いをささやきながら吹き
込んでください。お地蔵さまの力を信じ一心に祈れば
必ず力をかしていただけることでしょう。
                  合掌地蔵説明立て札より


     

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