杖を探しに (2012-10-04 )

7月8日〜7月10日、四国遍路巡拝最後の3日間 支度をして出発しましたが第71番弥谷寺に着き金剛杖が無い事に気付く( 出発前に何時も立てている所に杖が無かったので じいちゃんが車に積んでる事と思っていました )  仕方なく杖の無いまま、無事すべての参拝を終えました。杖係のじいちゃんに聞いても何所へ忘れたのか思い出せないので、写真に杖が写っていないか調べると、四国三十六不動霊場 第九番 明王寺 ( 川内不動 ) の杖立に写った金剛杖写真が有りその後の写真に杖を手にした形跡はなし。金剛杖の事が気になりながらも 置き忘れてから 約三ヶ月、香川県三豊市河内の明王寺へ。       ⇒ 金剛杖の写真


    
   午前9時40分自宅を出発、9時56分 今治湯ノ浦から高速にのる。  
   石鎚山は雲の帽子をすっぽりと冠り 姿が見えず残念。


    
   座高の低い乗用車では高速道路の両側にひろがる 素晴らしい風景を残念ながら
   撮ることは出来ません。前を走るタンクローリーに写る景色はまるで 鏡の様。


    
   10時40分、大野ヶ原ICで降り国道377号線を目的地へ向かいます、
   ( 10時14分頃から整形で治療とリハビリを続けている腰痛がでて足が痛む )
   牛に引かれて何とやら・・・・・・・・一瞬 来なければよかったと ・・・・・・・・!!


    


 
 見覚えのある風景、ここから坂道を引き返し電柱の向こう山裾まで降りてていきます。
    

       四国三十六不動霊場 第二十九番 不動宗 大本山 明王


 
ちょうど 11時、明王寺 駐車場に着く。石仏の並ぶ参道を通り 六地蔵不動尊像の
向こうのトイレの前で急に すってんころりと、壁に背中を打ちドスンと尻もちを
つく・・・・・・アーア、とうとう杖の バチ ( 罰 ) が当たったか・・・・・・・ !!と、
何とか起き上がると ? ? ? あらまあ、足の先がポカポカとして腰の痛みが
( 脛は曲げにくいのですが ) 無くなった様な・・・・・・・・・・・・・・・・ !!


     
    本堂


        
        御本尊・・・・・不動明王


    
 役行者小角 ( 神変大菩薩 )              第29 宝藏護童子


    


    
    願王地蔵尊


   
参道脇に立つ 不動明王。              鐘楼


    


 
 六地蔵尊と宝藏護童子


 
 左から、向こうを向いてる毘沙門天千手観世音菩薩虚空蔵菩薩文殊菩薩
普賢菩薩勢至菩薩大日如来不動明王阿弥陀如来足なし弘坊大師。  
十体の仏像が並ぶ。


   
杖立に金剛杖は有りませんでした。私の杖は 軒下の雨の当たらない所に立て掛けて
ありましたが、じいちゃんの杖は見当たらず 鈴のついたカバーが置いてありました。
参拝を終え、じいちゃんは もう車の中で待っています。
私は この「足なし弘法大師」像が不思議で駐車場前の お宅を訪ねると 御住職が
出ていらっしゃって、弘法大師が身代りになつてお参りしてくれるとの事です。
じいちゃんの金剛杖も 保管されていて無事手元に帰る


    
    お礼を言って、明王寺を後に海岸寺へ向かいます。


    
  明王寺から、 11時45分さぬきIC〜11時53分善通寺ICで降り 海岸寺へ。



       四国別格二十霊場 第十八番 海岸寺 ( 讃岐屏風浦 )


 


    
    海岸寺 仁王門


    
    二王門 ( 二力士門 )     ⇒ 二力士門の由来


    
    本堂


    
    本堂の中で お参りさせていただきました。


        
              御本尊・・・・・聖観音


    


     


            


    


      
 6月14日参拝の日 ( 納経・数珠玉・童子玉・カラーの御影 ) 明王寺さんの納経等
 数が多かったので、カラーの御影を 2体間違えて戴いていたのでお返しに、
 その日は 別の方だったのですが、快く対応して下さいました。


    
    不動明王
    


       四国別格二十霊場 第十八番 屏風浦海岸寺 奥の院


 
 海岸寺 奥の院前 JR予讃線 踏切の向こうに二重の塔の屋根がのぞいています。


 
 仁王門


 
 仁王門から大師堂 ( 海岸寺大師堂は奥の院にあります) まで一直線にのびる参道。


    
   現在 川は有りませんが「法雲橋」を渡って。


    
    弘法大師 産屋


      
      今も弘法大師 産井戸が残っています。


 
 大師堂


 
 大師堂内陣。


    
  納経所。 境内には ヤマガラが飛び交い納経所の中へ飛んで来たのでビックリ。


    
   からとなく御灯明立ての前に吊るしている餌籠に・・・・・・・・思わず こっちを向いて !!


   
お寺の方の手に止まり エサ ( ひまわりの種 ) を啄ばむ ヤマガラ


    


      


    
    納経所で 朱印をいただき、カラーの御影を一体、海岸寺と同じ
    御影でした。



      四国三十六不動霊場 第三十一番 御盥山不動坊 ( 除障不動 )


 


 
 不動坊 ( まんだら園 ) より 本坊を望む。


 


    
    文殊文殊菩薩智恵の輪


 
 不動坊 ( まんだら園 )


 


    


         
              御本尊・・・・・・・・除障不動


    
 ⇒ 鳥瑟沙摩明王 ( ウスサマ明王 ) は まんだら園展望所下に祀られています。


   
仏足石は 参道途中にあります。


    
    参道には萩 ( はぎ ) の花が咲き乱れています。


 
後先になりましたが 6月14日参拝 ( 明王寺・海岸寺奥の院御盥山不動坊 ) の
写真は只今整理中 ( まだ霊場の半分位は未整理のまま )です。


 
 午後1時18分 まんだら園を後に、1時35分 善通寺ICより高速にのる。


 
 1時45分 サービスエリアに。


    


       
   ちょうど 2時 昼食にボリュームたっぷりの冷やし肉うどんをいただく。


    
   2時36分、いよ西条ICでおり、四国三十六不動霊場 第二十三番極楽寺へ。


 


 
 今朝 走った高速道路の下を潜り黒瀬方面へ。


 
 黒瀬ダムの横を通り 黒瀬湖に沿って・・・・・・・・・・・・・・・・

 


      四国三十六不動霊場 第二十三番 石鎚山 総本山 極楽寺


 


    
    蔵王殿


    


    


    
 佛守護童子


   


    
    納経所。不動胸飾りの童子玉と朱印をいただく。


         


    


         
                馬頭観音


    
 第23番 佛守護童子。          波切不動尊


        
        滝行場


   
十一面観自在菩薩。                  修行大師像。


    


 


 


 


 


       四国三十六不動霊場 第二十二番仏法山 興隆寺


 
  「御由流宣橋」  午後4時8分、本日は 四国三十六不動へ参拝します。


    


    
    仁王門 大正7年( 1918年 ) 建立


 


    
    参道を少し上ると 大きな石が横たわっています。牛石


   
牛石の由来拡大             口らしきところに草を挟んでいます。


 


    
    お楠狸


 
 石段は まだまだ続きます。


 
 石垣


    
    最後の石段。


        


 
 やっと境内へ。


         
                三重塔


                 
 大師堂


         
                身代不動尊


    


     


   
納経所のマスコット、クッキーと再会。


 
 大杉の側から湧きす霊水は「子持杉」とも呼ばれ子宝に御利益があるそうです。


       


    
     銅鐘 ( 重要文化財 )


   
お聖天堂。                  文殊


    
    興隆寺宝篋印塔 ( 重要文化財 南北朝時代 )


    
千年杉の古株 戻るのが余りに遅いので心配した じいちゃんが仁王門の辺りまで
迎えに来ていました。本当は 時間があれば もう一ヶ寺 巡りたかったのかも !!


 
 午後5時、だいぶん 陽も傾いてきました。右の山裾に向かって延びる橋桁は、
今朝 明王寺へ向かった高速道路です。


 
 四国三十六不動の童子玉も、あと二ヶ寺、明日は 第二十番光林寺と第二十一番満願寺へ