四国三十六不動 第二番 明王院・鼠不動 ( 2012-05-25 )

    四国三十六不動霊場 第二番 磨日山 明王院 ( 鼠不動 )


 
 略縁起 天長年間 ( 824〜834 ) 弘法大師 四国巡錫の砌、吉野川中州に一宇
建立されたのが 当山の縁起と伝えられています。 室町期には門前市を成する
までに至ったが、天文十三年七月 ( 1543 ) 吉野川の大洪水により 堂宇ことごとく
流出し、本尊不動明王及び阿弥陀如来像は下流の川島城下に流れ着き、その後
元和四年 ( 1622年 ) 現在の地に再建、本尊二体は、紆余曲折の後返還、
中本寺の格式を与えられ、一時は近郊の十六の寺社を統括していたそです。


      
      石門と鐘楼


 
 境内。


   
先ず不動堂へ参拝。               制咤迦童子


 
 不動堂。


    
当山不動尊は 一名 鼠不動とも呼ばれ、五穀豊穣、厄除祈願、学業成就に霊験灼なりと。


    
    五鈷杵のいわれ


    
   鐘楼の向こうには、小雨にけむる吉野川が 美しく映える。
  明王院前の吉野川は遊水地帯として河川敷が広くその幅は2kmに達する、
  別名 四国三郎と称される暴れ川の雄大な流域をのぞむことができる。
  なお明王院司馬遼太郎の「街道をゆく」で紹介されています。


    


    


   童子名・・・・・制咤迦童子
   不動名・・・・・鼠不動
   本尊御真言・・・おん しゆと とば うんばつた
   札所等・・・・・四国三十六不動霊場 第二番札所
   名称・・・・・・磨日山 明王院 慈眼寺
   本尊・・・・・・不動明王
   宗派・・・・・・高野山真言宗
   開基・・・・・・弘法大師
   所在地・・・・・〒471-1701 徳島県阿波市阿波町谷島二二
   ☎・・・・・・・0883-35-3010