~ 久万高原町・ふるさと旅行村 ~
本日の紅葉狩りウォーキングは上浮穴郡久万高原町直瀬にある岩峰が連なる
名所古岩屋 ( ふるいわや ) の遍路道 ( 5kmコース ・ 紅葉谷ルート ) をウォーキング。
不動岳、大甌穴の不動明王を拝観することが出来感激。
楽しみにしていた 紅葉は暖かい日が続き残念ながら見頃はもう少し先になりそう。
7:05 大西支所前出発 ( 2号車 )、クアハウス今治へ ( トイレ休憩 )
8:00 クアハウス今治出発。
8:10 湯ノ浦 ICを入る。今治小松道〜松山道へ。
石鎚山がよく見えています今日は良いお天気になりそう。
9:35 国道33号線沿いの道の駅 天空の郷 さんさん 到着。トイレ休憩。
9:47 国道33号より 久万高原町・久万 ( 久万中学校前交差点を左折 )
県道12号線 ( 西条 久万線 ) へ。
久万高原町直瀬。
10:00 古岩屋の空き地到着。
この先の古岩屋トンネル・岩屋トンネルをぬけると四国霊場第45番岩屋寺に。
⇒ 2012年6月12日、四国八十八ヶ所第四十五番札所岩屋寺参拝
準備体操後、スタート位置にバス移動。
3km コース ( 岩屋トンネル出口 ⇒ 礫岩峰 ⇒ 古岩屋の空き地 )
5km コース ( 古岩屋の空き地 ⇒ 礫岩峰 ⇒ 途中で古岩屋荘の
裏山 ⇒ 古岩屋の空き地 )
古岩屋案内板。 ⇒案内図 拡大
国指定名勝・県立自然公園・生活環境安全林 古岩屋案内
1、この礫岩峰 ( れきがんほう ) はどうしてできたか。
直瀬川 ( なおせがわ ) の両岸とその支流に礫岩峰が林立する一帯が古岩屋ですが
岩屋の地名は岩峰にできた岩窟によるものとされている。
岩峰をつくる礫岩層は、始新統久万層群二名層 ( ししんとうくまそうぐんにみょうそう ) で
礫岩の礫は塩基性 ( 緑色 ) 片岩・泥質 ( 黒色 ) 片岩・珪質片岩などの三波川変成
岩類に由来するもので、大小様々な角礫(かくれき)〜亜角礫(あかくれき)より構成
されている。このような礫岩内部の様子から、礫岩の堆積した時代(約4000万年前)
には、古岩屋一帯に北東方面からの大河があり、扇状地をつくっていたと考えられて
いる。この礫岩層が浸食されて、現在の岩峰や逼割 ( せりわり ) が形成された。
2、礫岩の数、高さ、面積
古岩屋は、標高500mで 約20個の礫岩があり、その面積は60haとなっている。 高い
ものは100mを越え、連結して渓谷を形成し特異な景観をつくりだしている。しかし、
独立した岩峰は4峰で他は逼割と呼ばれる割れ目によって分離した形となっており、
谷に沿う断崖絶壁となっているのが特徴である。
3、豊富な動植物
岩はだにはイワヒバ、セキコクなどの群生植物、渓谷にはイワヤシダ、イヨクジャクなど
樹木にはカエデ類、山ツバキ、カシ、クロモジ、シロモジ、ホウノキ、トチノキなどが多い。
鳥獣類では、外敵を防ぐに都合のよい岩窟が巣づくりに適するため、四季を通じ小鳥が
多く、ウグイス、シジュウカラ、カケス、ミソサザイ、アメケラ、キジバト、フクロウ、
キジ、山鳥、タヌキなどが多く、岩窟にはコウモリが生息している。
4、四国霊場との関連
四国霊場44番菅生山(すごうさん)大宝寺(たいほうじ)、45番海岸山(かいがんやま)
岩屋寺(いわやじ)の往復路であり、この地域一帯が旧くから大宝寺奥の院としての
岩屋寺と結ぶ霊地として、修験者、巡拝者の修行の場となっており、通夜堂や大師堂、
寺守堂(てらもりどう)などが建っていた。
昭和19年国指定の名勝となり、39年四国カルスト県立自然公園の指定、63年生活
環境保全林としての指定を受け、景勝地として整備が進んでいる。
杖立堂 ( 杖立さん )。
堂中には石柱が中央にあり、脇に杖が数本立てかけています。
久万観光案内板。 ⇒ 案内板 拡大
この橋を渡りますが・・・・後でこの橋の下を潜ることになります。
礫岩峰・逼割。
直瀬川の両岸に高さ60mから100mの円錐状の峰が20余り連なっている。
結晶片岩を基盤とした第三期の礫岩峰である。水の浸食作用によって岩が剥き出し
となり、無数の穴が空いている。この穴から”古岩屋”と呼称されるようになった。
直瀬川の川岸にはサクラやカエデが生え、岩肌にはセッコク・イワヒバなどが自生
しており、新緑や紅葉が楽しめる。また、岩肌の穴は外敵を防ぐのに適しているため
ウグイス・シジュウカラ・ヤマガラ・メジロ・キジなど野鳥の巣が多く見られる。
岩窟にはコウモリの姿も見られる。
昭和19年(1944)11月7日、国の名勝に指定された。
また、昭和39年(1964 )には四国カルスト県立自然公園の一部となった。
遊歩道・紅葉谷ルートは、逼割 ( せりわり ) で形成されている小屏風岳・大師岳・
観音岳・不動岳の真下を歩きます。
霊気漂う遍路道 ( ひとりじゃ怖くて歩けない !! )
橋を渡ると、不動尊の標識とその後ろに 句碑、汚れで読み取れません。
前が狭くて 中々 カメラに収まりません…・・・・・・・‥・・
不動明王像。
総高 4.90m ( 1485尺 )、明王高 30.3m ( 920尺 ) 、明王幅 0.72m( 220尺 )
この大きな甌穴は、昔から修行の場とされていたそうで、修験者の創作とみられる
「 不動明王 」がまつられていましたが、老朽化が進み、昭和50年に地元の方々の
浄財で製作費約2100万円を集め、樹齢約500年のカヤの巨木1本から彫像した
「不動明王」を安置したそうです。
復元縁起によると 原木は住吉神社の樹齢五百余年のカヤの巨木が提供されたそうです。
橋の上より上流。 下流。
シャクナゲのトンネル ( お花の季節は綺麗でしょうね ) を抜け。
左上の遍路道へ出る。
ここで U ターン、国民宿舎古岩屋荘横へ下りる。
少し高い位置より不動堂 ( 礼拝堂 ) ・ 手水舎を眺める。
不動明王像は、正面の木の葉の陰に。
国民宿舎古岩屋荘横へ下りる。
四国八十八ヶ所巡拝の外国人のお遍路さん。
11:10 古岩屋の空き地到着。
到着順に ふるさと旅行村へバス移動。
煙がモクモク・・・・・・・・・・・・・・・・いい香りが !!
この先、大宝寺の看板を左折すると四国八十八ヶ所第四十四番札所大宝寺です。
⇒ 2012年6月13日、四国八十八ヶ所第四十四番札所大宝寺参拝
道の駅 天空の郷 さんさん、駐車場の空きがないので・・・・・・・
青じそ入りつみれ汁をいただきました。
おこう饅頭。
創業は南北朝時代にさかのぼるという老舗で、看板商品の「おこう饅頭」は、
自家製のこし餡を甘酒風味の薄皮でくるんだ蒸し饅頭です。 餡からすべて
自家製の変わらぬ美味しさがウケています。 固くなったら焼いて食べると
香ばしく、夏は冷やして食べると一層美味しいとのことです。
13:12 国道33号線へ。
さすが焼き物の町砥部、中央分離帯に でっかい陶器が並んでいます。
重信川。
13:39 東温市見奈良のコスモス畑。
14:03 今治湯ノ浦 IC。
玄関横で承認印を押してもらいます。
温泉で汗をながし休憩。
15:30 市内循環送迎バス出発。
本日の歩いた距離・・・・・約 5.2km 歩いた歩数・・・・・7688 歩。