大西町歩こう会・別府コース

        歩こう古里の文化・別府コース ( 2015-09-12 )


    
大西町歩こう会にお誘いをいただいて今回で4回目、ほやほやの新会員です。
大西町に嫁いで約50年子育てに明け暮れあっという間の半世紀・・・・・・‥・・ !!
長い間大西町に住んでいても自分の地域以外の事は解らなかったのですが
大西町歩こう会 ( 大西探訪・歩こう古里の文化 ) に参加、山間の美しい景色の
中を歩きながら 先輩方にくっ付いて大西の文化を楽しく 勉強しています。


   
 大西町歩こう会 9月12日第2土曜日は別府コース、集合場所は別府集会所。
 8時40分、駐車場は もう車でいっぱいです。


   
   公園へ移動、新会員さんが 2 ( ご夫婦 ) 名、参加者は30名です。
   本日は 大西町史談会の青井三郎前会長さんが案内して下さいます。


   
平成25年度「 エイジレス・ライフ実践事例 」 において 御手洗稔先生が内閣府
より表彰 ( 郷土の魅力を発信すべく、地域を巡る「 歩こう会 」を結成 毎月一回
実地して6年となる、郷土の景観を守るため「 大西の景観を守る会 」を主宰、
植樹、愛ロード、愛ピーチ運動を展開等により ) その活動の様子を ITVさんが
取材に来られています。


   
   出発前、思い々に身体を動かせて準備体操を・・・・・・・・・・・・‥・・


   
   先ず最初は国恩寺さんへ。

      
       
   ⇒ 2012年2月5日、旧野間郡八十八ヶ所 第二十二番札所 国恩寺参拝


   
寛文12 ( 1672 ) 年、俊忍法印が開山したと伝えられている。
また、別府には昔、国造りの別館 ( 別府 ) があり 徳政が行われたので、
この地にあった清蓮寺を再建した際に、国造りの徳を慕い、国恩寺と改称
したと伝えられています。


   
   昭和4 ( 1929 ) 年 四国霊場 第五十四番延命寺の本堂を移築。


         
境内の左側 墓地の片隅に、怪島城主だった神野佐馬充の墓と言われている墓石。



国恩寺を後に 下池沿いを「 隠れキリスタン像 」のある山林へ向かいます。


   


   
   奥寄池土手の左側を上ります。


   
   奥寄池沿いにある小屋の手前から登る。
   

         
  ここは1番の難所です、木の枝や根っこにつかまって・・・・‥・・・・・・・・・


    
    竹の林を登ります。


   
きれいに整頓 保存されている小さな石碑に、そっと手を合わす会員さん。
   

   


   
かくれキリスタン像といわれる石像 ( マリアと思われるレリーフ ) と、その
横には教会の窓のようよな形が ?


   


   
帰りは 又 々 竹に摑まりながら急斜面を下りる。


   
   次は民家の裏山にある 比丘尼さんへ。


   


   
石の碑には何も書いていませんが 言い伝えによると 昔このあたりで村人たちの
ために多くを教え下さった尼さんがいたらしく その碑だということです。


   
 お堂のそば セメントの小道の端に H・20・2・11、と彫ってありました。


   

   
   
   次は経塚へ。


   
   薄暗い木立の中を歩き・・・・・・‥・・・  


   
   池の傍を歩き・・・・‥・・・・・・・・・・・・


   


   
   また 々 林の中へ。


   
   


   
やっと 経塚上り口へ。


   


          
石塔には釈迦如来 ( バク ) の梵字 「   大乗妙典一字石塔 」 と 刻まれ
ています。     お経を小石に一字ずつ書いて埋めたそうです。

          

      


   


     


     


   


   
   この辺りに青蓮寺跡が・・・・・・・・・・・・‥・・?


   
大西町と菊間町の境界線辺りまで下りる。 踏切を渡り国道196線へ。



国道を引き返し 大山八幡大神社へ。


   


   
   大山八幡大神社。
祭神・・・‥・・高淤加美神。 誉田別命。 帯仲津彦命。 息長帯姫命。 雷神。
境内神社・・・諏訪神社。 得居神社。 加代之宮社。 小祭神社 ( 龍神社等八社 )
天明天皇和銅五年 ( 712 ) 雷神、高淤加美神を勧請、清和天皇貞観元年 ( 859 )
奈良大安寺の僧 行教が宇佐八幡宮より勧請した。
また、宇多天皇の弘安五年 ( 1282 ) 国守 河野通有筑前の宮崎八幡宮より
勧請したとも伝えられている。
境内にある諏訪神社・得居神社は安産の神として崇拝され、妊婦は境内の砂を
一握り持ち帰り、無事出産すると、お礼として浜の砂を倍にしてお返しした。


   


   
   屋根付きの注連石 ( しめいし )


   


   
   大山八幡大神社。


     
     諏訪神社 ( 安産の神 ) 妊婦は ここの砂を持ち帰り無事出産すると
     浜の砂を倍にしてお返しをするそうです。


   


   
植物に詳しい井手上先生 今日は茂みの中の珍しい木の実「 タイミンタチバナ
について お話をしていただきました。
   

   


   



レミコンの横を入り別府西海岸 ( 大山八幡大神社裏の辺り ) へ。


   
   流木の向こう諏訪の鼻沖に浮かぶ 怪島 ( けしま ) 。


   
   防波堤の先にある見晴らし台へ。


   
 石段に腰を下ろし、御手洗先生の 怪島の歴史などのお話に耳を傾ける。


       
【 怪島 】 別府の沖に浮かぶ台形の島で 面積は 2 . 3 ヘクタールあり、
怪しい島と名付けられている様に、昔は海賊が住み着いていました。
戦国時代は 河野氏の将、神野佐馬充が城を修築し、来島城の支城として
斎灘を制していました。


     
  御手洗先生のスケッチブック ( 文献を参考に想像で描かれたそうです )


   
   今日は ここ別府海岸で 井手上先生が記念写真を。


  

  
花いっぱいの国道196号を歩き最後の目的地へ。


   
   国道196号から旧道へ。


     
     安野農機さんへお邪魔します。


     


           
 安野農機株式会社は 唐箕 ( とうみ ) 穀物を風によって選別する農機具を
生産し全国に出荷、鉄道が直接が工場に引き込まれる位の勢いだったそうです。


   


   
【 安野農機のこぎり屋根工場 】 昭和初期に建てられた木造瓦葺の のこぎり屋根の
工場が当時のまま残されています。


     
     屋根には鬼瓦が健在。


   
【 唐 】                        【 箕 】


     


   
出発してから 約2時間30分、別府の公園に戻ってきました。


   
   始めて参加されたご夫婦も元気にゴールイン。


国恩寺には 2012年2月5日 〜旧野間郡〜八十八ヶ所巡拝時訪れましたが
始めて目にする数々ある別府地域の文化に触れ 先生方のお話に耳を傾け
山あいの清々しさを体感、山里の風景を思う存分楽しむ事が出来ました。
本日の歩数・・・10,894 歩   歩いた距離・・・5.9 Km でした。