西国三十三観音巡り 番外 法起院 ( 2015-06-10 )
法起院は西国観音霊場の開基者といわれる徳道上人が開祖といわれる。
徳道上人は 斉明天皇 2 ( 656 ) 年、播磨の生れで、20歳の頃、道明上人の
弟子となり、のちに聖武天皇の命を受けて 後長谷寺という現在の 長谷寺の
基礎を築いた。上人が晩年に隠棲した寺。 養老 2 ( 718 ) 年の春、病で
仮死状態にあった上人は夢の中で閻魔大王に会い、苦しむ人を救うため
三十三観音霊場を作り広めるように告げられた。 上人は諸国をめぐって
三十三ヶ所の霊場を設けたが、その普及はかなわず、かむなく宝印を摂津
中山寺の石窟の中に納めた。失意の上人は この寺で余生を過ごし松の木で
自己像の法起菩薩を刻んで、丗を去ったと伝わる。 のちに 花山法皇が
宝印を掘り起し、上人の遺志を継いで三十三観音霊場を復興した。
こうしたことから、徳道上人を祀り番外札所としている。
門前通り ( 商店街 ) を通り 法起院へ。
商店街。 振り返ると 長谷寺の仁王門が眼に入る。
商店街を 右に少し歩くと 法起院山門に。
多羅葉樹 はがき ( 郵便 ) の語源の木。 ⇒ 拡大
本尊御真言・・・・・なむ とくどしようにん
札所等・・・・・・西国三十三観音霊場 番外札所
名称・・・・・・豊山 法起院 ( ふざん ほうきいん )
本尊・・・・・・徳道上人像
宗派・・・・・・真言宗豊山派
開基・・・・・・徳道使用人
創建・・・・・・天平7年 ( 西暦 735 )
TEL・・・・・・0744-47-8032
初瀬川のせせらぎの向こうに、長谷寺・本堂 が・・・・・