フレッシュ教室
何時もの様に大西町公民館 3階 第3研修室へ、コロナ過で・・・・・遠慮なく
外出できることを有難く思っています。何時ものように会場に入る前に問診
表に記入・体温チェック・手の消毒を済ませて中に入ると、消毒済のイスの
上に「 ヒートショックを防ぐため 」のプリントが置いていました。
10 : 00 ~ 11 : 15 のフレッシュ体操 ( 2回の水分補給・休憩を含む ) が終了。
プリントは、これからまだ寒い日が続くので「 ヒートショックを防ぐため 」
の参考にお家に帰って読んでみてくださいとのことでした。
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ヒートショックを防ぐため
暖かい居室から、トイレに行くと、温度差に思わず震えてしまうことは
ないでしょうか。実はこの温度差が、高齢者にヒートショックを引き起こ
す原因にもなります。
ヒートショックとは
家の中の急激な温度差により、血圧が大きく変動することで失神や心筋
梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体への悪影響を及ぼすことです。
ヒートショックの特徴
消費者庁の資料によると、平成27年 家庭の浴槽での溺死者数は 4804 人に
のぼり、うち高齢者 ( 65 歳以上 ) が約9割を占めています。また東京都健康
長寿医療センター研究所の 2014 年の調査によれば、外気温が低くなる 1月
は、入浴中に心肺機能停止となる人が、最も少ない8月のおよそ 11 倍で、
この増加の原因はヒートショックによるものとしています。
入浴中のヒートショック等による意識障害により浴槽に倒れ、沈み込んで
溺死する、というパターンが多いといわれています。
ヒートショックが起こるしくみ
なぜ冬場に、高齢者が入浴中にヒートショックを引き起こすのでしょうか。
真冬は暖房をつけている暖かい部屋と暖房をつけていない浴室や仕入れの温度
差は、10度を超えるといわれています。
ヒートショックが起きやすい場所
トイレ・洗面室・脱衣所・浴室など極端な温度差がある場所
ヒートショックになりやすい人
重要項目
・65歳以上 ( 特に75歳以上 )
・狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などの病歴がある人
・不整脈、高血圧、糖尿病などの持病がある人
・飲酒・飲食直後に入浴する、薬を飲んだ直後に入浴する、一番風呂、深夜に
入浴、暑い湯 ( 42 ℃ 以上 ) に首まで長くつかるなどの習慣のある人
・浴室・脱衣所・トイレに暖房設備がなく冬場は寒い、浴室がタイル張りで窓
があり冬場は寒い、居室と浴室・トイレが離れているというような住居空間
ヒートショックを起こさないための予防法
入浴についての注意点
・入浴前と入浴後の水分補給
・食後1時間以上空けてから入浴
・お酒を飲むなら入浴後
・部屋間の温度差をなくす
・かけ湯などで、身体を少しずつ湯温に慣らす
・浴槽の温度を低めに設定し、徐々に熱い湯を足し
ながら温める
・長湯をしない ・浴槽から急に立ち上がらない
・浴槽に手すりを付ける ・ほかの人が声掛けする
トイレでの注意点
・寝室はトイレのちかくにする ・トイレに暖房器具を置く ・いきみすぎない
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