今治市関前・小大下島( こおげじま )へ ( 2016-04-09 )
今月の大西町歩こう会は大西を出て、今治市関前・小大下島 ( こおげじま ) へ。
今治市関前 ( 旧越智郡関前村 ) は広島県と愛媛県の間にある芸予諸島中央に位置し、
大下島・小大下島・岡村島の三島が東西に並び小大下島は中央の一番小さな島です。
明治23 ( 1890 ) 年、岡村島・小大下島・大下島の三島が合併して越智郡関前村に、
更に平成17 ( 2005 ) 年、今治市と合併し今治市関前が誕生しました。
小大下島は全島石灰岩が露出、 採掘は 文政 初 ( 1818 ) 年から大正時代の最盛期を
経て昭和 52 ( 1977 ) 年に閉山となる。
午前10時30分、大西支所集合 各々車に乗り合わせて今治港へ。
今治港。
しまなみ海道 ( 来島大橋 ) 。
大角海浜公園。
大角海浜公園沖のメートル立標と赤灯台。 ⇒ メートル立標建造とは。
今治港を出て 約50分、最初に大下島 ( おおげじま ) が。
大下島灯台。
大下島灯台は、明治27 年5 月15 日に点灯した今治市内最古の洋式灯台であり、
来島海峡の強潮流(最高約10 ノット)を避けて航海するための迂回航路の指標の
1つとして建設された白色八角形構造(石造)の珍しい灯台です。
船から眺めた石灰岩貯蔵タンク跡。
診療所敷地には10本のソメイヨシノと巨木のカイズカ ( 胸高幹回 2.4m ) がある。
水源池。
港から約 500m 移動すると右側に白い岩肌 ( 石灰岩の露出 ) と緑のコントラストが
美しい湖の様な水源地があります。 この池には石灰石採掘の跡地の窪地に雨水や
湧き水による 約 12 万トンの貯水力を有する。 また海底水道管を経由して岡村島の
各家庭にも給水されています。
クスノキ。
峠近くの小大下墓地には 巨木のクスノキ ( 天然記念物指定 ) が茂っています。
右側には龍ヶ鼻、エビ養殖場跡。
先ず 龍ヶ鼻、エビ養殖場跡へ向かいます。
龍ヶ鼻の石灰岩。
大小のゴロゴロとした石灰石を越えて・・・・・・・・
岩肌にまるで白いペンキを吹き付けた様な石灰岩。
ハマダイコンの花。
防波堤を越えて砂浜 ( 石灰石の浜 ) へ。
アケビの花。
荒神社への石段。
神社へ続く石段は途中で崩れていて引き返す。
荒神社。
旧村上医院跡の裏山に 荒神・金毘羅・明神を合祀。春の祭礼には 岡村島から
神主を招いて、集落の人々が集い楽しむ場所として大切に管理されています。
小大下瀬戸。石灰石で築かれた堤防の先に桟橋の跡がありました。
泳いで渡れそうな距離の向こうの島は岡村島。
岡村島。
⇒ 岡村島へは 2012年10月14日、秘仏 観世音菩薩 御開帳で訪れました。
山神社。
神社の起源は不詳。氏子を持たない。明治中期に鉱山関係者が事業の繁栄と
安全を祈願し、山の神として、崇められています。
民家の前を通り 石灰岩貯蔵タンクのある海岸へ。
ソメイヨシノの咲く海岸。
石灰岩のゴロゴロしている砂浜へ。
高さ 15 m の巨大な石灰岩貯蔵タンク跡。
4時27分発、今治港行き 第二せきぜんが入ってきました。
今治港・今治城・笠松山と世田山、石鎚山も 薄っすらと見る事が出来ました。
午後5時35分、今治港に着きました。
本日の歩いた距離は・・・ 6.8 km 。 歩いた歩数・・・ 10932 歩。
本日の資料、井手上光夫先生の 小大下島 ( 今治市関前小大下 ) の植物を
参考にさせていただきました。