歩こう会 ( 山之内東 ) 

   秋山好古大将記念碑〜明堂さん〜おひつ岩 ( 2016-01-09 )





今年最初の歩こう会は 山之内部落東 ( 秋山好古大将記念碑〜明堂さん〜
奥の院 おひつ岩へ ) 枯葉を踏みしめ足を取られ乍らの急斜面は大変でしたが  
お天気もよく おひつ岩からの景色は とっても爽快でした。
帰りには県道163号線沿いの おひつ岩上り口まで下り みんなで一緒に道路の
ゴミ拾いをしながら下山、心地よい汗を体感、楽しい歩こう会でした。


   
   午後2時、山之内集会所へ集合。


   
   準備体操をして。



2時5分、広域農道を沿いを最初の見学地 陸軍大将秋山好古大将記念碑へ
出発します。



   
   県道163号線を横断し旧道へ。


   
 陸軍大将秋山好古大将記念碑。   ⇒ 秋山好古揮毫の石碑説明書き拡大


          
          衆心和暢化乃成 ( シュウシンワチョウカダイセイ ) 
      みんなの心が やわらぎ のびやかであれば 教育は まさに実って行く。
                     昭和3年建立。


   
記念碑横の坂道を上ると 旧野間郡四国八十八ヶ所第七十五番観音堂が建つ。
  ⇒ 2012年2月19日 旧野間郡四国八十八ヶ所 第 七十五番 薬師堂巡拝


   
   新道が出来るまでは この道が重茂山に続く県道だったそうです。

   

向うの道路が現在の県道163号線です。 ここから下に降り、明堂さんへ向かいます。


   
   しばらくみかん畑の側を歩き。



建道に出て・・・・・・・・・・・・・・この先の人家を左に入る。


   


   


     
     時の流れを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   
【 明堂さん 】 延元 3 ( 1338 ) 年 後醍醐天皇の皇子 尊真親王 ( たがざねしんのう )
が この地で薨去され、その後 重茂山城主 岡部十郎らが 冥福を祈り廟堂を建て
聖観世音菩薩を祀った。明堂は廟堂がなまったものと言われています。
昭和8年頃より 数年間、明堂信仰が関西一円に波及し参拝客が押しよせ、
一時門前町となったそうです。境内のヤマモモの木は市の天然記念物です。


   
   明堂さん本堂。


   
   本堂屋根とヤマモモの木。


      
      鬼瓦。


      
      本尊 明堂菩薩扁額。


    


   


          
          八股大明神。
お堂の左奥に 八股明神があり、八股狸伝説、その由来となった ヤマモモの老樹
( このヤマモモはね根幹より3本に分かれ 根廻り 3.6 m 、 高さ 13.5 m
樹齢 300年 ) が お堂を覆うように茂っています。
昭和の始め頃、大井村の大井駅で一人の女学生が降車し、山之内の明堂さんの
八股の ヤマモモの木に棲みついたのが お袖狸 ( 八股狸は松山市の八股の榎に
宿っていた狸が、榎が切られる事により飛来して、明堂さんのヤマモモの木に宿った
とのいわれがあり このヤマモモは、いつしか「八股さん」と呼ばれる様になったそうです。
明堂さん ( 八股大明神 ) にお詣りし身体の赤い印の付いたところへお灸 ( やいと ) を
すえると色んな病気が治ると言うので 噂は関西一円に広まり 参拝客が押し寄せたそう
ですが、5年ぐらい経った或る日、4〜5人の若い娘さんが明堂さんにお参りし帰った後
急に参拝者の数が減りました。実はこの娘達は松山からお袖狸を連れ戻しに来た仲間の
狸達だったのではないかと言われています。


   
   2010年2月27日、に訪れたときは鳥居が白木のままでした。


          
          本堂裏山より明堂さんの奥の院 おひつ岩へ・・・・・・・・・・・・


   
奥の院 ( おひつ岩 ) まで約 800 m 。  枯葉の積もった急斜面を滑らない様に。


   
  見上げると高い枝に 山椿の花が・・・・・・・・・・滑りそうで写真を撮る余裕がありません。


   
   下の方に何か見つけた様です。


   
少し下りたところに丸太の橋が架かっています・・・・・・・・・・・・カニの横這いで進みます。


   


   
   再び斜面を登ると おひつ岩です。



【 おひつ岩 】  むかし、村人が家にお客さんを迎えて ご馳走するときや部落で
おとう ( 御燈祭 ) を するときに、おひつや膳・椀を貸していただいたと言う事です。
前の日に必要な人数分をお願いして、あくる日に行くと岩の前に、おひつや お膳・
お椀を出しておいてくれました。借りた人はきちんと揃えて岩の前においてお礼を
いつておくと、もとのようになくなっていました。ところが、ある時不心得者がいて
それを返しませんでした。そのことがあってからは、いくらおたのみしても貸して
くれなくなったといわれています。
この岩は、七つ岩ともいわれ、昭和の始めころ 明堂さんが ものすごくはやったとき
明堂さんの奥の院として たくさんの参拝者があったそうです。


      



おひつ岩からの眺めです。
郷土の景観を守るため「 大西の景観を守る会 」の方々が 草ぼうぼうで鬱蒼とした
雑木の伐採や道造りの作業をしていただお蔭で、素晴らしい風景を目にする事が
出来ました。


   
   おひつ岩をバックに記念撮影。


          
          3時22分、おひつ岩を出発。


   
   丸太の橋へ下り。


   
   坂道を滑りながら200m先の県道へ下りて行きます。


   


   
   国道136号 おひつ岩入り口へ出る。


   
   ここから みんなで県道沿いのゴミ拾いをしながら下りていきます。


   


   


   


   
ビールの空き缶が故意に捨てられています。



   
   もうゴミ袋はいっぱいです。


   
   ここは俗に ゴミの谷と言われている所だそうです。


   
   下を覘くと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ !! 何とも情けない状態。


   
   ガードレールに取り付けられた不法投棄防止の看板が泣いています。


   



    



   
   ゴミ袋がいっぱいになったので一旦ここに置いて。


     
     軽四で回収に来るそうです。


   
   一本の木に みかんと、レモンが・・・・・・・・・・・・・・・・ !!


        
        接ぎ木をしてるんですね。




県道から農免道路へ。


   
4時10分、ちょっとハードな箇所もありましたがが 無事に山之内公民館へ着きました。
一人では このような体験は出来ません、人の輪の中での楽しい歩こう会でした。
   本日の歩数・・・8826歩。 歩いた距離 約 6km でした。