西国三十三観音巡り第 二十三番 応頂山 勝尾寺 ( 2015-11-04 )
【 勝尾寺の由来 】 大阪平野の真北にそびえ 山自体の持つ霊力と1300年念じ
込んできた念力により無類の聖地として崇拝されてきた。
奈良時代初期神亀4 ( 727 ) 年 善仲 ( ぜんちゅう ) ・ 善算 ( ぜんさん ) 両上人が
山中に草庵を構え、光仁帝皇子開成 ( 桓武帝異母兄 ) が、両上人を師として
仏界を求め、天平 神護 元 ( 765 ) 年 弥勒寺を開創。 「 妙観 」 と言う
観音化身の比丘と18人の仏師が 白檀香木をもって、7月18日より8月18日まで
の間、身の丈八尺の十一面千手観音菩薩を彫刻、本尊とす。よって全国観音縁日が
18日と定まるは、当山本尊より始まる。
第六代座主 行巡 ( ぎょうじゅん ) 上人は、清和帝の玉体安穏を祈って効験を示した
事により、王に勝つ寺「 勝王寺 」の寺名を賜ったが、寺側は王を尾の字に控え、
以来 「 勝尾寺 」( かつおうじ ) と号す。
元暦 元 ( 1184 ) 年 源平内乱の戦火に焼失した 堂塔も、源 頼朝によって再建
以後、勝尾寺は各将軍より壮大なる荘園の寄贈を受け、広くは百済 ( 韓国 )
国王も帰依かるに至り、法灯が脈々と現在に伝えられている。
現存する 薬師堂は 源 頼朝、本堂と山門は、豊臣秀頼の再建である。
勝尾寺バンフレツトより
午後3時過ぎに 勝尾寺駐車場へ着き参拝入り口へ。
仁王門正面の扁額は 「 應頂山 」の山号。
仁王門の裏側は 「 勝王寺 」 の扁額 寺号が掛かっていました。
仁王門を入ると、弁天池に架かる「 お清め橋 」の横から霧がモクモクと・・・ !!
これは、昔から霊山として崇められてきた勝尾寺の神聖なる水を霧状にして
います。「 真ん中あたりで 」 立ち止まり、目をつぶり合掌しながら身体と心が
この神聖なる空間で清められるのを感じてください」と駒札に書かれていました。
参道の両側には石灯籠が並び、役目を果たした「 勝ちダルマ 」が
奉納されています。
勝ちダルマ収め所。
駒札には「勝ちダルマは、あれこれいろいろとお願いするのではなく、一つのお願い
ごとに対し、あなた自身が直接目を入れる大切なお守りです。願いが叶い、両目の
入った勝ちダルマは、先ず最初荒神堂に、続いて本堂において「 知らず知らずの
目の見えないところを お護りいただき有難うございました 」 と御礼をしてから、
この場所に収めてください。ご先祖や 周りの方々に感謝をしてから 一つの願い事を
終えないと、次のお願い事をしてはいけないのです。
己に勝つ事!とは己の弱さに勝つ事!このキモチの表れが「 勝ちダルマ 」なのです。
合掌
四国八十八ヶ所 お砂踏み。
大師堂の左側入り口から入り、大師堂の右側が出口となっています。
本尊御真言・・・・・・・・おん ばざら たらま きりく
札所等・・・西国三十三観音霊場 第二十三番札所
名称・・・応頂山 勝尾寺( おうちょうざん かつおうじ )
本尊・・・十一面千手観世音菩薩
宗派・・・真言宗
開基・・・開成皇子
創建・・・神亀 4 ( 727 ) 年
所在地・・・大阪府箕面市勝尾寺
勝尾寺 散華 TEL・・・072-721-7010
弁財天。
駒札によると・・・勝尾寺の弁財天さまは、知恵を与え、学問や芸能や音楽の
才能を開花させる神様として古くから信仰されています。
弁天様の別名サラスヴァーティーと言うインドの女神で、サラスヴァーティーは
水の流れる音が沙なる音として聞こえてくるので、沙音天や音楽天とも訳されます。
音楽や芸能を目指す人は、勝尾寺境内の流れる水の音を感じながら、こちらの
鳥居をくぐりながら三回唱えてください。
ご真言・・・・・・おん そらそば ていえい そわか 合掌
霧が消えると・・・・・・・・・・・・この景色もスッキリとしていいですね。
またまた霧が立ちこめて幻想的な勝尾寺を後にする。
仁王門前の この御門は何というのでしょう、開くことがあるのでしょうか。
本日最後の札所の参拝も無事終了。バス専用駐車場を後に愛媛県今治市まで
約6時間30分余りのバスの旅、それからバイクで自宅に着くのは11時前です。
家に帰って写真を見ると団体行動のため、後について参拝するのが やっとの事
歩きながらせかせかと撮るので 残念ながら思ったようには写っていません。
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駒札 ( こまふだ ) とは…?
京都には、寺院・神社・旧跡等数多くの史跡名称があります。
それらの由来、変革、見どころ等を説明する将棋の駒をかたどった立て看板の事。
正式名称は 名所説明立て札といいます。
( わからないので調べました )
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