西国三十三観音巡り 第10番 三室戸寺 ( 2015-07-01 )
開山は奈良時代まで遡る。宝亀 元 ( 770 ) 年、天智天皇の孫、白壁皇子 ( のちの
光仁天皇 ) が夢のお告げで観音の姿を見た。 使いをやったところ宇治山奥の
志津川の岩場から金銅の千手観世音が現れた。 この観音像を安置するため、
奈良大安寺の行表和尚を招き、伽藍を建て御室戸寺にしたと伝わる。
この寺が 光仁、花山、白河 三天皇の離宮にもなったので、「 御 」 の字を三に
置きかえ三室戸寺と改称したといわれる。
平安後期には大いに栄えたが、織田信長による焼き討ちなどで寺運は衰えて行く。
江戸時代になると西國霊場として多くの参拝者を集めた。
参道入り口の蛇体橋。右、寺標と参道入口。入ると右側に受付があります。
⇒ 蛇体橋にまつわるお話。
山門を抜けると右手にはあじさい園かひろがっています。
今年は天候の加減で花期が遅れている様です。
本堂に続く石畳が、その両側にはハスを植えた鉢が並びまるで蓮池の様です。
宇賀神。 「 耳をさわれば福がくる、髭を撫ぜると健康長寿、しっぽをさすれば
金運がつく」 と書いてあるので・・・・・欲張って、さわったり、撫でたり、さすったり !!
宝勝牛。 若・貴の手形 ↑
勝運の牛 ( 牛の口の中にある玉をさわると勝運がつくと伝えられています。 )
かっての 横綱、若・貴 兄弟の手型か仲良く並んで奉納されていました。
福徳兎。 ⇒ 狛兎・兎の像について。
本尊 千手観世音菩薩の奉納扁額
本尊御真言・・・・・おん ばざら たらま きりく
札所等・・・西国三十三観音霊場 第十番札所
名称・・・明星山 三室戸寺 ( みょうじょうざん みむろとじ )
本尊・・・千手観丗音菩薩
宗派・・・本山修験宗
開基・・・行表和尚
創建・・・宝亀 元 ( 770 ) 年
所在地・・・京都府宇治市菟道滋賀谷21
TEL・・・0774-21-2067
阿弥陀堂。
本堂の直ぐ右側にある阿弥陀堂は、親鸞の父 日野有範の墓だと伝えられる。
寺伝によると 親鸞の娘覚信尼が祖父有範の墓上に阿弥陀堂を建てて菩提を
弔ったと伝えられているそうです。
源氏の庭。 紫式部の 「 源氏物語 」五十四帖 最後の 十帖は主に宇治を
舞台にしてており、「 宇治十帖 」 として知られています。
「 浮舟之古跡 」の碑。 ⇒ 源氏物語 宇治十帖 ( 七 ) 浮舟 拡大。
枯山水庭園。
あじさい園。
午後1時55分、三室戸寺入り口前駐車場にに着き、次の札所第11番醍醐寺へ。
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