大西町歩こう会・笠松山登山 ( 2018-06-09 )
今回の大西町歩こう会・笠松山登山は、早朝からの深い霧でお天気が
心配されましたが ちょうどいい曇り加減で爽やかに出発・・・‥・野々瀬上
登山口から、世田山・笠松山分岐点辺り迄はゴツゴツとした岩肌を上り
山頂までは幾つもの階段があり疲れましたが山頂・観音堂からの景色は
霧に霞んで遠くまでは見えませんでしたが疲れも吹っ飛んでしまうほど
素晴らしく感動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9:00 大西支所集合。
( 大西以外の方は現地朝倉支所集合です )
朝倉地域 ( 笠松山・登山等 ) に詳しい本日のガイドさんです。
9:45 登山のベテラン青井三郎さんのバイクの後に続いて出発。
朝倉支所から野々瀬古墳群( 五間塚古墳 野々瀬12号墳・五間塚古墳
野々瀬12号墳・8号墳・7号墳 ) 三六九寺を通り過ごし・・・・・・・・・・
水大師上を左折。
水大師堂
江戸時代の安円年間 ( 1772〜1781 ) に宮ヶ崎の円久寺の大安自海という
弟子僧が病身のため、寺を出て各地を歩き養生していたところ、鶴ヶ巣の
地に霊水を発見。そこにお堂を建て、弘法大師を祀った。霊水のおかげで
壮健となった大安自海は、水大師堂の開祖となり、多くの信仰を集めた。
約10分ほど登ると 快いせせらぎの響きと 三光鳥 ( サンコウチョウ ) の
可愛い鳴き声に耳を傾向けながら登ります。
三光鳥 ( サンコウチョウ ) ‥・・・ サンコウチョウは、「ツキ、ヒ、ホシ、
ホイホイホイ」と良く通る声で鳴きます。 さえずりの「ホイ」は3回
とは限らず、中には10回前後鳴く個体もいますよ。さえずる前やさえ
ずりの間に「ギッ、ギッ」と濁った声で鳴くことでも知られています。
ちなみに、サンコウチョウという名前はさえずりが「ツキ、ヒ、ホシ、
ホイホイホイ」と聞きなされるため、「月、日、星」で3つの光の鳥と
いう意味で三光鳥と名付けられました。
右側にトイレがあります ( 山頂及び登山道にトイレはありません )
段々と足元が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10:22 ここの段差は私も左のロープに
助けられて登りました。
10:28 疲れが頂点に ・・‥・ 水分補給をして少し脚を休める。
この辺りからジグザク斜面が続き 見上げると先頭集団はもう豆粒の
ようです頑張らなくては。
もう一息で合流地点 ( 分岐点 ) です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
左、世田山・右、笠松山分岐点。
10:40 茂みを出て笠松山 山頂を目指します。
思ったより長い階段です。道沿いの白い花を眺めながらひと休み。
またまた長ーい階段・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先程歩いた稜線道ですアップダウンしていることがよくがわかります。
今治JSRMシステム ( 業務用無線通信システム ) 前の階段。
観音堂の裏に出ます。
11:01 笠松観音堂へ。 一番に到着かと思ったら・・・・・・二番目でした。
本尊 千手観世音菩薩
ガイドさんのお話では今日は残念ながら霧に霞んでよく見えませんがここ
からの眺望は素晴らしく朝倉方面から今治市街、しまなみ海道、桜井まで
今治平野が全部眺められるそうです ( 機会があれば晴れた日に‥・・・ )
2008年8月24日夕方、笠松山から山火事が発生、山全体が燃えるような勢
いで延焼し続け、発生から48時間で107haの山林が焼失したそうです。
火の勢いは笠松山山頂のアンテナの鉄塔と観音堂のすぐそばまで迫っていま
したが必死の消火活動のご苦労で延焼を免れたそうです。
ここ山頂のすぐ西側の下った所には広場が整地されています。昼食は
各々好きな場所でとり、12時、下の広場に集合です。
トイレの前には [ このといれは 使用できません ] の
立て札がありました。
11:40 昼食を済ませてもう一度頂上観音堂へ。
笠松山本堂再建記念碑 大正十年四月吉日
笠松山説明板
笠 松 山 357米
今治市朝倉の笠松山は国立公園の一つであり昔、名木傘の形の松が
あったが今は枯れてない。
わたくしにふる雨しのぐかさまつの
竜水木のあらんかぎりは 河野為世 詠
年代は明らかでないが河野為世の隠居城があったといわれ、南北朝の
忠臣篠塚伊賀守の居城があった笠松山観音堂は伊賀守が城を落ちのびる
際、兜の内側に秘めていた一寸八分の黄金観音像を笠松山頂に安置して
去ったものを戦いの後、村人がこの地に小祠を建て祀り、その後 度々
改築されて現在に至っている
[ 2013 年 今治市 ]
火災で焼失した笠松山には緑化を目的として沢山のヤマモモが植樹
されています。
ヤマモモ。 ヤマゴボウ。
大きく枝を伸ばしたナツハギの小さな花に疲れが癒されます。
12:33 笠松山登山口へ。
笠松山登山道 案内板 ⇒ 案内板拡大
登山口の案内板はこの前を自動車で通過したので見逃していました。
13:15 大西支所 到着。
登り坂は疲れましたが、頂上の素晴らしい風景、また下り坂からの
移りゆく景色を楽しみながら下山することができました。