西国三十三観音巡り 第2回目 第4番 施福寺

      西国三十三観音巡り 第四番 施福寺 ( 2015-04-22 )  


  
欽明天皇の勅願により行満上人が弥勒菩薩を安置したのが始まり。修験者の道場
として発展した。役行者小角が法華二十八品を写して葛城の峰々に分けて収めた
ここ如法峰に最後の巻を収めたので、槇尾 ( 巻尾 ) 山と呼ぶようになった。
宝亀2年 ( 771 ) には行基の高弟、法界が和泉大津の浦に浮かび上がる千手観世音を
感得し、その姿を刻んで本尊とした。
延暦12年 ( 793 ) 留学僧として航海を控えた 20歳の弘法大師空海が、この寺に住む
奈良大安寺の高僧、勤操を慕って訪れ剃髪得度したという。大師は帰国すると再び
この寺にこもり、真言宗開宗の思索を練ったといわれている。
永延2年 ( 988 ) には西国三十三所巡礼中の 花山法皇馬頭観音の導きにより
深い山をのぼりきって参拝できた・・・・など歴史上の名だたる人物のエピソードが。
一時は一山八百坊を越えたが、織田信長の焼き討ちで諸堂は焼失、現在の諸堂は
安政年間、信徒によって再建されたそうです。


    
  施福寺観光バス駐車場より少し上ったところに 槇尾山観光センター。


    
    西国 第四番霊場 槇尾山 施福寺 石標。


    
小川のせせらぎを耳に 白いシャガの花が咲く参道を・・・( この辺りはまだまだ余裕 )


    
葛城山脈の北,巻尾山の山頂近い 標高530mの山中に諸堂を並べる境内まで
自然石を並べただけの急勾配の参道を上らなければならない西国三十三ヶ所の
中でも屈指の難所といわれている。


    


          
          仁王門。


   
金剛力士像。 小さな草鞋が奉納されています。


    
    仁王門内側には 小さな々 絵馬も奉納されています。


    
    丁石。本堂の観音様まで あと 五丁 ( 約500m ) やっと半分。


    


   
上るのが精一杯で バスの中で添乗員さんに聞いた 弘法の井戸は ?・・・・・・
帰りにと思ったが・・・・・帰りも忘れてしまいました残念。


    
    丁石。あと 一丁 ( 約100m ) もう一息頑張ろう。


          


    


    
    右に愛染堂、左に登る最後の石段の先が本堂です。


          
          愛染堂。( 弘法大師が剃髪したと伝わる )


    
    愛染堂から本堂まで続く148段の石段。


          
          弘法大師御髪堂。


          


    
    最後の石段頑張って。


    
  シャガの花が咲く向こう、やっと本堂に辿り ( 大袈裟かな ) 着く。



本堂。


    


    
    本堂内陣。


      
本尊十一面千手千眼観世音菩薩は秘仏ですが ご厚意 ( 拝観料500円 ) により
本堂内陣で 御本尊の前にて お勤めができました ( 内陣は撮影禁止の為画像なし )


          
 西国三十三観音霊場 第四番 施福寺 本尊 十一面千手千眼観世音菩薩似姿。


   
      本尊 御影                   施福寺 ご詠歌


 

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        本尊御真言・・・・・おん ばざら だるま きりく そわか


札所等・・・西国三十三観音霊場 第四番札所
名称・・・槇尾山 施福寺 ( まきのおさん せふくじ )【 槇尾寺 】
本尊・・・十一面千手千眼観世音菩薩
宗派・・・天台宗
開基・・・行満上人
創建・・・欽明天皇時代 ( 439〜571 )
所在地・・大阪府和泉市槇尾山町136
  施福寺 散華    TEL・・・0725-92-2332

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   西国三十三所観音堂


     
     

          


          


          


   
   午後2時30分、施福寺を後に石段の坂道を・・・・下りるのも大変。


          
始めてのバスツアーは 要領が分からず、勉強不足もあり 大師堂・大師姿見の井戸
巡礼中 道に迷った 花山法皇を案内した観音馬像・本堂裏堂 ( 馬頭観音が祀られる )
など、残念なが記憶 ( 写真 ) に残す事が出来ませんでした。



          
槇尾山観光センターでお土産を。
ここ観光センターのご主人は愛媛県今治市宮窪の四坂島の出身だそうです。


   
午後3時10分、施福寺観光バス駐車場を出発、四国愛媛県今治へ・・・・・・・・・
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