別子銅山跡


最近「天空の別子銅山遺産を訪ねる」と称してバスツアーが出るくらい一寸した
ブームになっている 別子銅山跡。
土曜日の午後 軽い気持ちで行って見ようかと 1時20分家を出る、
高速を新居浜ICで降り県道47号を東平方面へ、新居浜別子山線の美しく紅葉した
山々を満喫しながら 2時40分 別子ダム湖辺りまで来ると 
地方道路交付金工事の為の、時間帯通行規制に会う 
3時迄には まだ20分も・・・・・幸い カメラを提げて退屈凌ぎ。


   


   
ワンちゃんも退屈して車から降りてお散歩。

   
案内図と、登山口、もう 3時7分 時間に余裕が無いが 行ける所迄 行って見る事に。

   
紅葉した景色を眺めながら 狭い崖っぷちの小道を ひとり。


別子銅山は、日本三大銅山の一つで、1690年(元禄3年) 銅山峰で 露頭が発見され
住友家が採掘を開始、昭和48年閉山する迄、280年以上の歴史を持つそうです。
閉山後、工場や労働者用の町は取り壊され、開発や煙害で はげ山だつた一帯も、
植林に依って 豊かな自然が復活、高く深い山の中に 何千人という人が住んでいた
大きな町が存在した、証が 朽ち果てた石組みにも感じ取ることができる。

   


   
明治23年当時の、土木課(小足谷劇場と) 山林課と、私立別子尋常高等小学校

   
小足谷接待所と傭人社宅           今は 石垣とレンガが残るのみ。

   
3時30分、接待所の辺りで、中年の ご夫婦とすれ違い、少し行くと劇場跡広場が有ると。

   
5分位 歩くと、大勢の団体さんに出会う、そう言えば、登山口にバスが止まっていたね。

   
石垣が残る小学校跡             劇場へ上る階段、何だかモダンだね。

   
小足谷劇場跡を過ぎ、黒橋を渡る。滝の様な流れが 至る所にみられる。

   
木々の間には、高橋製錬所と沈殿工場の石垣が、もう引き返えそうと思っていると 
若い娘さんが、ダイヤモンド水の休憩所は、もうすぐですよと親切に教えてくれる。

   
皆さん、頂上まで登られたんですね、心細くなってきたが、もう少し頑張ろう。

   
やっと 滔々と流れ出るダイヤモンド水へ辿り着く、コップが さげてあり、喉を潤おす。

このダイヤモンド水の言われは、昭和26年探鉱ボーリング中に水脈に行き当たり、
水が噴出 ロッドの先端部分が ねじ切れ掘削不能となる、
ダイヤモンドを散りばめた先端部分が、今も孔底に残り、誰言うともなく、
ダイヤモンド水と 言われる様になったそうです。

   
もう人影は無く、引き返そうと思ったが、トラス橋を渡って、もうちょっと。

   


   


   


    
丸印の場所に道標(みちしるべ)が立つている。 銅山越え 日出度町 経由 50分
銅山越え 寛政谷木方経由 50分 ダイヤモンド水経由 登山口 40分下りは楽です、
35分で登山口まで 降りると、じいちゃんが、首を長くして待ってました。
何時になるか分からないけど、次に来る時は
専門ガイドさんの付いた、バスツアーが良いですね。